自分の「好き」をたくさんの人に届けたい。学んだスキルを活かして夢を叶えるまで
Fammスクールの卒業生にインタビュー。
今回は、2022年5月にグラフィックデザイン講座を受講された大貫万優子さんにお話を伺いました。
「自分で焙煎した珈琲を販売するためのパッケージを自分で作りたい」この素敵な目標を叶えたいという想いからグラフィックデザイン講座の受講を決めたそうです。学びの場としてFammスクールを選んだ理由を伺うとそこにはとても素敵なエピソードがありました。
Fammスクールの説明会スタッフとして働く私が、新たな目標実現のため自身も受講を決意
ーーFammスクールの受講を決めたきっかけを教えてください
私の場合は、Fammとは少し特別な形で出会いました。以前勤めていた会社を結婚を機に退職し、専業主婦として育児に専念してきました。時間の融通も利きやすいことから「在宅で仕事をしたいな」と思うことが増え、そんな時に見つけたのがFammスクールの説明会スタッフのお仕事でした。ご縁があり採用していただいたので、実は受講前からFammスクールと関わりがありました。
しかし、Fammスクールの説明会スタッフとして「これから頑張ろう」と思った矢先に新型コロナウイルスが蔓延してしまい、子どもを預けて仕事をする予定が預け先がなくなり働くこともままならない状況に直面しました。業務の研修を1,2回終了した時に、満足に働くことができない環境となったため、とても残念でしたが事務局の方に退職の意向をお伝えしました。その時に事務局の方から「働くことができないのは大貫さんのせいではないですよ。しっかり働くことができる環境が整うまで待ちます」と言っていただきました。その言葉が本当に嬉しくて「働くことができる環境が整ったら、この企業のために一生懸命頑張ろう」と思えました。
そして自分自身や周りの状況も落ち着き、Fammスクールの説明会スタッフのお仕事を再開できることとなりました。Fammスクールでのお仕事を通じて、熱い気持ちを持ち、環境が変わっても新しいことに挑戦しようとする多くのママさんや女性と話す中で、私も新しいことに挑戦してみたいなと思うようになり、品質にこだわって自分自身で焙煎した珈琲を販売したいという夢が芽生えました。しかし、いざ珈琲の販売するとなると、Webサイトやパッケージのデザインのスキルが必要となることに気が付き、プロのデザイナーに依頼する資金もすぐには用意できないため、まずは自分自身でデザインができるようになるためにグラフィックデザインを学んでみようと決意したことがきっかけでした。
Fammスクールで一緒に仕事をしているスタッフを始め事務局の皆さんの意識の高さや、圧倒的に受講生に寄り添う対応の素晴らしさは説明会スタッフを行っている時に身を持って感じていましたし、卒業生が活躍する姿も見ていたのでFammスクール以外でスキルを身につけることは考えられませんでしたね(笑)
ーーなぜグラフィックデザイン講座を選びましたか?
Fammスクールにはデザインを学ぶコースが2種類あります。私の場合は、珈琲のパッケージやショップカードを自分で作れるようになりたかったため、名刺やチラシ・ロゴ制作について学ぶことができるグラフィックデザイン講座を選びました。
珈琲の販売を決めてからさまざまな珈琲ショップを調べましたが、シンプルでカッコイイ雰囲気のデザインが多い印象でした。私は珈琲が苦手な人でも手に取りたくなるような柔らかく、優しい雰囲気のデザインを求めていました。最初はインターネット上にあるデザインテンプレートを活用して販売しようかと思いましたが、私のイメージに合うデザインがなく自分が思い描いている形を作ることができなかったことも受講を決めた一因です。
受講生には様々な目標を持たれている方もいると思いますが、私の場合は「グラフィックデザイナーになること」ではなく、身につけたスキルで「珈琲の販売に必要なショップカードやロゴなどを自分自身でデザインすること」でした。自分自身の目標や夢を叶えるために必要なスキルを身につける、そんな目的でデザイン講座に通うことも選択肢の1つだと思います。デザインを学んだら必ずデザインの道に進まなければならないわけではないので、そういった目的での受講もあるんだということを知って欲しいですね。
同期の頑張る姿がモチベーションアップの源。デザイン未経験でも自分のショップロゴ完成まで出来るように
ーー受講後の感想を聞かせてください
1ヶ月間は大変だったなというのが率直な感想です。珈琲販売のためにスキルを身につけようと思い受講を決めましたが、いざ講義が始まると「ショップカードやロゴなど自分に必要最低限な物だけを作れば良い」と思っていたため、恥ずかしながら他の受講生と比べると学ぶ意識が低いことに気付きました。
しかし、一緒に学ぶ仲間は自分とは比べられないくらい頑張っていて、私も負けてられないなといい意味で刺激が貰えました。授業が終わるごとに毎回課題が出されるのですが、これとは別に応用編の課題も出題されます。最初は「最低限のレベルをこなせば大丈夫」という考えでしたが、他の方は応用編にも積極的に取り組んでいて「こんなに頑張っている人たちと一緒に学ぶことができるなら私ももっと頑張らなきゃ」と火がつきました。
それからは周りに負けたくない一心で寝る間を惜しんで勉強に励みましたね(笑)同じクラスの仲間に支えてもらい、本当に素敵な時間を過ごすことができました。1人だったら絶対に途中で投げ出していたと思います。一緒に学ぶことができて感謝の気持ちでいっぱいです。
ーーグラフィックデザイン講座ではどのようなことを学びましたか?
グラフィックデザイン講座では制作物はAdobe Photoshop・Adobe Illustratorというデザインソフトを利用し、バナー・ロゴ・名刺・チラシ・Webページなど様々なデザインを学ぶことができます。受講期間中に自分のショップのロゴ、ショップカードなどを完成させたかったので、集中して取り組みました。
未経験でデザインソフトを使いこなせるのかと不安だと思う方も多いかもしれませんが、私自身も同じクラスの同期も未経験者ばかりでしたし、基本的な使い方やデザインの基礎は1ヶ月でしっかり習得することが出来るので安心して授業に参加してほしいなと思います。
受講目的は人それぞれでいい。身につけたスキルと自信で、オリジナルデザインの珈琲を販売開始
ーー受講前後でどのような変化がありましたか?
グラフィックデザインのスキルを身に付けられたことも大きな変化ですが、最大の変化は「意識の変化」です。珈琲を販売するためのパッケージを自分で作りたいという想いがあり受講を決めたので、早く動き出さなきゃいけないと感じ珈琲販売をスタートさせました。
最初はインターネット通販を行う予定でしたが、既に通販で珈琲を販売しているお店はたくさんあるので同じことをしても目に留まる可能性は低いと思いました。そのため他の方法はないかと考えた時に思いついたアイデアが、近所のお菓子屋さんやセレクトショップでの販売です。
現在いくつかの店舗に商品を置いてもらっていますが、いざ販売するとなると事前に用意していたショップカードだけではなく、ディスプレイ用のPOPも必要となることに気が付きました。しかし受講をしたことで、追加作成が必要なPOPなども全て自分で用意することができたので、この時にも改めて受講してよかったなと身を持って感じましたね。
珈琲のパッケージは季節ごとに変えるなど、とことんこだわりたいと思っています。プロに頼むと時間もお金もかかりますが、自分の思い通りにパッと作れることがとても嬉しかったですね。自分のイメージを形にできるって大きな武器だと感じたと同時に、実際にデザインが可愛いからとギフトに選んでくださる方もすごく多いです。可能性も広がりますし、ハンドメイド作家を目指す方や起業を目指している方、自分のイメージでなにか作りたいと考えている方にはFammグラフィックデザイン講座の受講はとてもおすすめです。
また、私自身は受講をしたことでフットワークが軽くなりました。「私って意外となんでもできるじゃん」と物事を前向きに捉えることができるようになり自信がついたんです(笑)この気持ちは受講しなければ見えなかった世界だと思うので、私の中でとても大きな変化ですね。
ーー今後のビジョンについて教えて下さい
珈琲が苦手な方に珈琲の本当の魅力を伝えていきたいです。珈琲が苦手な方は「珈琲を飲むと胃が痛くなる」「珈琲は苦いし酸っぱい」とよく口にされます。実は私も以前はインスタントコーヒーにミルクをたっぷり入れて飲んでいましたが、本当に良い品質の珈琲は砂糖やミルクを入れなくても本当に美味しいということに気がつきました。
品質の良い珈琲を飲むようになってからは、一緒に食べるものにもこだわるようになり丁寧に珈琲を淹れるようになりました。そして気づけば珈琲のおかげで生活の質が向上したように感じます。
この経験を踏まえて、私はただ珈琲豆を販売するのではなく、その人の人生を豊かにするところまでサポートしたいと考えています。最近はInstagramを通じ、店頭で購入できない遠方の方からもご購入希望をいただく機会もあり、インターネット通販での販売もスタートしました。実際に顔を合わせることができないからこそ、誰でも簡単に珈琲を淹れることができるように、自分自身がこだわって作ったパッケージやPOPを通じて細かな情報を伝えてより多くの人に珈琲の魅力を知ってほしいですね。
ーー最後にFammスクールの受講を検討している方にメッセージをお願いします
Fammスクールの説明会スタッフを行っていると、「家族と相談します」「夫と相談します」と仰る方がとても多い印象があります。もちろん、受講費や家族の時間のこともあるのでご家族と相談することも大切だと思いますが「自分の人生なので、最後は自分で決めていいんだよ」とお伝えしたいですね。
私はデザイナーになるために受講したのではなく、自分のやりたいことを実現するための通過点としてFammスクールを受講しました。キャリアチェンジやデザイナーを目指すためだけではなく、自身の夢や目標を実現していくために新しい知識やスキルを学びたい、そんな想いもスクールに通うきっかけの1つになって良いと思っています。
身に付けたスキルをどのように活かしていくかは人それぞれですし、思い切って挑戦してみたら自分の可能性ってこんなに広がるんだと実感できると思います。Fammスクールを受講したことで、自分でイメージするデザインを自ら作れるようになり、あれもやりたいこれもやりたいと意欲的に動くようにもなりました。
デザイナー志望の方はもちろんですが、起業を目指している方、なにかスキルを身に付けたいと思っている方、どんな方であってもFammスクールを受講することで見えてくるものがあると思います。まずは「行動すること」がとても大切だと自分自身の経験を通じて実感しました。受講の目的は千差万別、どんな理由でもいいと思います。少しでも今の自分から変わりたいと思っている方には自信を持っておすすめできるスクールなので、自身の可能性を広げるためにも一緒にがんばりましょうとエールを送りたいです。
――メッセージありがとうございます。大貫さんのさらなる活躍、期待しています!