樗木渉さん(ママ 動画クリエイター講座)
Fammスクールの卒業生にインタビュー
今回は2025年に動画クリエイター講座を受講し、受講料無料キャンペーンに選出された樗木渉さんにお話を伺いました。
ー 受講前の仕事、家庭環境、ライフスタイルについて教えてください。
受講前は専業主婦で3人の育児に奮闘していました。
大学卒業後はごく僅かな期間を除きずっと専業主婦をしてきたため、ほぼ社会人経験のない状態でした。
夫が365日24時間稼働しておかなければいけない職種に就いているため仕事が忙しく長期休みなども少ない中で、親も遠方であったり仕事をしていたり頼れないので、基本的にワンオペ育児の状態で生活をしていました。
ー 今回受講したスキルに興味を持ったきっかけは何ですか?
昔から絵を描くことが好きでイラスト系アプリを使った経験や簡単なサイトをHTMLで作ってみた経験がありました。
Fammでは卒業後のアフターサービスとして他講座の内容も学べるとのことだったので、1番経験のない分野の知識を得たい、また家族の思い出の動画なども編集できるようになれればと考えたことがきっかけです。
ー (受講前において)今回受講したスキルとPCスキルはどのような状態だったのか教えてください。
PCには小学生の頃から触れており、ブラインドタッチやショートカットキーを使用しての操作などが可能でPC操作は得意な方だと考えていました。
動画編集アプリに関しては、完全に0からのスタートで用語知識もなかったのですが、ある程度のショートカットキーはPC操作とかぶっており、入り込みやすかったと思います。
また、レイヤー構造などは絵を描いていたため理解しやすかったと感じています。
ー スクールに通うことへの不安はありましたか?(時間、費用、スキル習得など)
元々勉強することが苦なタイプではなかったこと、シッターさんを派遣いただけることからスキル習得や講座をしっかり受けられるか、といった不安はありませんでした。
子供が3人いるため時間の確保は課題の一つではありましたが、小学生と園児が学校、幼稚園に行っている間、子供達を寝かしつけた後に少なからず時間を取れるだろうという算段でした。
しかし、他スクールに比べて安価といえど安くはない費用を支払うため自分の思い描く成長を遂げられるか、という不安は少なかあらずありました。
ー 講座内容で印象に残っていること、役に立ったことは何ですか?
編集スキルのことはもちろんですが、講師の方の働き方や仕事に対してのマインドなどもお聞きできたことは大きかったと思います。
特に、お聞きした当時はあまりピンと来なかったのですが、「報酬に見合った仕事をする」という言葉は今思うと納得の一言です。
1,000円なら1,000円の仕事、10,000円なら10,000円の仕事をする。
私は少し完璧主義のきらいがあるので報酬金額の差異に関わらず求められる以上のものを提出したい、と思って仕事を受注、納品してきました。
卒業してから10件ほどの案件をこなしてきましたが、本当に色々なクライアント様がいらっしゃいます。
工数や細かな作業が多くかなりの労力を要するものでも必要以上に低単価で仕事をお願いする方もいれば、とてもいい仕事をしてくれたと報酬を上乗せしてお支払いしてくださった方もいます。
金額が全てではありません。
ですが、やりがいを持って取り組んでいるからこその達成感や自分の仕事が認められたという自信やモチベーションの維持としても、金額はわかりやすい基準であり入口になります。
必要以上の労力気力を使い自分をすり減らしてお仕事するよりも、お互いが気持ちよくお仕事をしていくためにも、報酬と仕事の内容の釣り合いは重要だと学びました。
ー 「学習」と「仕事(家事、育児も含む)」の両立について、工夫したことを教えてください。
最も意識したことはメリハリをつけること、です。
子供が学校、幼稚園に行っているとき、寝ているとき、に勉強をする。子供たちがいるときは子供を優先する。
とても簡単なことですが、乳児もいたため毎日思い通りに、とはいきませんでした。
また、子供を優先するとはいえ勉強時間の確保は必要でしたので、子供達の生活リズムの徹底も心がけました。
朝子供達を送り出したあとはある程度の家事を行い、講座や乳児の寝ている間に勉強。
子供たちが帰宅してからは子供たちと遊んだり宿題を見たり習い事の送迎。
食事や入浴の時間帯なども基本的に毎日一定の時間に行えるように考え声かけをし行動していました。
20時頃には寝室に向かいほぼ毎日21時までに寝かしつけることができていたので、家事と乳児の寝かしつけを行なったあとは自分が寝るまでの時間を勉強時間に充てることができました。
ー クラスメイトとの交流はありましたか?
クラスの方全員とは言えませんが、一定の方との交流はありました。
特にXを利用している方々とは日々励ましあったり、質問しあったりすることができました。
そのため仲間意識も芽生え孤独に頑張るということはなかったように思います。
講座のことだけでなく、育児や日々の生活の話などもしていたため、共に頑張る戦友でありママ友のように感じられ心強く感じていました。
また、率先して動いてくださるクラスメイトの方がいて、卒業後はZoomで動画編集について話をしたり雑談したりしました。
卒業後になって余裕が出てきたということもあり、卒業後はよりXや外部ツールなどでも交流を深めることができたと感じています。
ー サポート体制について、利用した感想を教えてください。
ベビーシッターさんの派遣は本当に助かりました。
まだ乳児で生活リズムが確立しているとは言いがたく、抱っこが好きな子だったためシッターさんのおかげで、講座中も私はもちろん次女も快適に過ごせていたように思います。
小学生、園児は学校や幼稚園があるため不安視していませんでしたが、7月だったため後半は夏休みも始まるということを失念しており、園児は夏季特別保育の利用が可能でしたが、急遽小学生の長女も一緒に見ていただくことがありました。
自分以外の大人がいてくれる環境というのはそれだけで安心感があり、子供たちが気掛かりで講座に集中できないということがなかったのはとてもありがたかったです。
また、もともと持っていたPCは身内に譲ってしまっており手元にPCがない状態であったため、レンタルPCを利用しました。
Windowsしか利用経験がなく少し不安はあったのですが、iPhoneを使用していることからもMacをおすすめされていたのでレンタルPCでMacに触れることができたのは僥倖でした。
ー スクール卒業後の現在の活動状況について教えてください。
卒業後は他講座の勉強を中心に行なっていましたが、お仕事をさせていただいたことがきっかけで現在は子供向けYoutubeチャンネルの編集チームに属し、週1,2本のショート動画の作成を主に行なっています。
また、隙間時間にクラウドソーシング経由で案件を獲得したり、身内のInstagramのリール作成やYoutubeなどにあげる長尺動画の編集を行なっています。
ー 今後、目指していく働き方について教えてください。
引き続き在宅で、子供が帰ってきた時におかえりと言える環境で働いていきたいと思っています。
今の私では、案件毎にかかる時間が長く案件によっては実力不足も否めません。
まだまだ駆け出しのクリエイターとはいえ、お仕事として案件を受注している以上、自身の技術力向上は欠かせないと思っております。
隙間時間を活用して編集速度の向上やスキルの獲得を行うための情報収集、勉強は変わらず行なっていきたいと考えています。
また、ショート動画を中心に仕事を行なっていますが、私のしたい編集、目指す編集をここ最近見つめ直しており、一度色々なジャンルの仕事ができればと思っています。
そうした上で自分の得意や好きを見つけそのジャンルのエキスパートと言えるようなクリエイターになりたいと考えています。
収入の面では月8万ほどの収入を安定して得ることをひとまずの目標としているため、これからも多くの案件をこなせるように精進します。
ー Fammスクールをおすすめするポイントを教えてください。
まず第一にサービスが手厚いことです。
レンタルPCやAdobeソフトの無料体験コードの提供など、講座を受けるにあたって極論何の用意もない方でも挑戦しやすくなっています。
何かを始める上で足踏みさせる要因はハードルの高さにあると思っているため、Fammのハードルの低さはこうしたサービスを利用した上で受講させたいただいた私が最も感じるところの一つでもあります。
また、特にお子さんが小さい方にはシッターサービスもあるので講座が受けられるか不安という方にも安心してお受けしていただけるという点も安心していただけるポイントだと思います。
次に、仲間がいるということです。
はじめはマンツーマンの方がいいのではないかと思ったこともありましたが、自分以外の受講生がいることで自分では気付かなかった疑問点や自分にはない引き出しを持っている方がたくさんいるため、自分のスキルアップ、発想力向上にも繋がります。
ー 受講を迷っている方、または既に受講を予定している方に向けてアドバイスをお願いします。
思い立ったが吉日と言います。
今ある状況から抜け出したい、何かを始めたい、でも怖い。
そういった感情を悪いとは言いません。
私も心配性でネガティブに物を考えがちなので、そうした気持ちはとてもわかります。
そうした思いがある中でもそれでも変わらなきゃ、何かしたいと思う気持ちを持っていることは誇っていいことだと思います。
あの日決断してよかった、そう思える日が来るのか?それはそう思えるように自分が行動するしかありません。
卒業して今あの日申し込んでよかった、と胸を張って言える私が言います。貪欲に知識を得る努力や行動をしてほしいと思います。
それが必ずあなたの自信につながるから。