育休中にキャリアチェンジ。未経験からフリーランスのWebデザイナーに

Fammママ専用スクールの卒業生にインタビュー。
今回は、2021年3月にWebデザイン講座を受講された増子ゆいさんにお話を伺いました。

以前は、「フリーランスよりも安定している会社員の方が良い」と考えていたそうですが思い切って会社を退職。Webデザイン未経験からFammスクールを受講し、現在はフリーランスのWebデザイナーとして活躍されています。

考え方が変わったきっかけやフリーランスになったことで、自分自身に起こった変化について語っていただきました。

フリーランスという働き方を目指して受講を決意


ーーFammスクールに受講を決めた経緯を教えて下さい

大学卒業後は、物流会社での事務業務や別の会社での経理などの仕事を行っていたので、Webデザイナーという職業にはそもそも馴染みがありませんでした。

Webデザイナーの仕事との接点は、Instagramでフォローをしている方がフリーランスのWebデザイナーとして活躍していて、そこから仕事内容やフリーランスというキャリアがあるということを知りました。育休中に副業として収入を増やしたい、子どもとの時間を増やすため柔軟に働けるスキルを身につけたいと思っていたので、最初はそのインスタグラマーの方が紹介しているオンラインスクールの受講を検討していましたが、講座の特徴やサポート内容が育休中のママ向けではなかったため断念しました。

そんな時にInstagramでFammスクールの広告を見つけ、無料の電話説明会に参加をしました。説明会で、Fammスクールが提供している短期集中講座の種類を聞いていく中で、Webデザイン講座とグラフィックデザイン講座のどちらを受講するかとても迷いました。悩む中で、Fammスクールの良かった点として、選ばなかった講座の内容も、卒業後に動画で無料で継続的に学べる「応用講座」として案内されていて、そちらでも学びをカバーできると聞いて、まずはより気になっていたWebデザイン講座をベースに受講をすることを決めました。

ーー受講中は子育てと学習をどのように両立させていましたか?

受講当時、子どもが4ヶ月でしたが受講期間中は多い時で1日のうち4時間程度は学習する時間を確保するよう、心がけていました。授乳の時間などで寝不足を感じることも多々ありましたが、学習の間に仮眠を取ることでスッキリするので適宜休息をとるなど、無理のない範囲で学習を進めていましたね。

スクールは1ヶ月の短期カリキュラムで、家事に育児、Webデザインの勉強を両立した1ヶ月でしたが、普段と比べて特に大変だったという印象はありませんでした。主人も早く帰宅して家事と育児を分担してくれたりと、家族の協力があってこそ乗り切ることができたなと思っています。

大変だったことをあげるならば、HTMLというページを構築するための専門言語を使いWebサイトを制作するコーディングの作業です。コーディングは細かい作業も多く、1つ間違えるとすべてに影響してしまうので苦戦してしまい、深堀りして学ぶところまで到達することはできませんでした。

この経験から私はコーディングよりもバナー制作やページ制作といったデザイン制作の方に楽しさを感じ、さらに挑戦したいと思うようになりました。それからは学習時間もデザイン制作に重きを置いて取り組みました。

※増子さんの受講当時の1日の過ごし方

ーー育児休暇中はどのような案件をこなしていましたか?

Fammスクールでは、卒業後最大5件のお仕事をFamm経由で体験することができたので、受講が終わってからはすぐに取り組みました。そしていただいた案件の納品物をポートフォリオにも載せてクラウドソーシングサイト上でアピールすると、利用開始1ヶ月後には一般の方からの依頼も増えてきました。Fammスクールからのお仕事依頼を受けて次の依頼に繋げるという、Webデザイナーとしての成功体験を積むことができたことも、振り返ると良い体験だったと思います。

クラウドソーシングサイトでは1ヶ月で約10件ほどのバナー制作のお仕事を受注しましたが、最初の頃は慣れるのに時間がかかってしまい、バナーを1枚制作するにあたり思ったより十数時間がかかって作業を行っていました。

他には、クラウドソーシングサービス以外からでも実績を作ろうと、自身が通っていたベビーマッサージやアイシングクッキー教室の先生方に「モニターとしてバナーのデザイン制作をさせて欲しい」と自分から声をかけて、案件の獲得につなげていました。

アイシングクッキーのバナーは、公式LINEのリッチメニュー作成を行いました。モニターの位置付けでもあったので、数千円と低価格でのお仕事ではありましたが、初めは経験を積むことが重要だと思っていたので良い実績作りができたと思います。嬉しいことに、こう言った声かけを行ったことで、教室の先生方からのご紹介もいただき、さらに別のお仕事を受注することもできました。

※受講後、モニターとして作成依頼をして制作した作品

ーー在籍していた会社を退職することに迷いはありませんでしたか?

私自身はどちらかと言えば安定志向なので、「フリーランス」としてではなく、会社に勤める方が合っていると思っていました。ですが、Webデザイナーとしてお仕事を少しずつ受けていく中で「会社勤めをベースに置いた生活から、もう少しデザインの仕事に時間を寄せないと、お客様とのMTGなども含めてスムーズに案件を進められないかも」と思うようになり、思い切って会社を退職することを決めました。

まずは家族に説明しなければいけないと思い、フリーランスの働き方に切り替えていく中での目標を整理し、家族に対してプレゼンテーションを行いました。具体的に「いつまでにどれくらいの売上を立てる」という目標と、1年後、5年後、10年後に区切って取り組んでいく内容を話しました。

私の熱意が伝わったのか、主人からは「一緒に頑張ろう」と言ってもらえて嬉しかったことを今でも覚えています。現在はフリーランスのWebデザイナーとして仕事を行っています。

会社員時代の月収30万円を約2ヶ月で達成。家庭を優先した生活スタイルで、時間や場所にとらわれない働き方を実現

ーー現在のお仕事について教えて下さい

デザインの仕事は1ヶ月平均で10数件程度おこなっており、名刺やブログのヘッダー制作を中心に、バナー作成やホームページデザインなど幅広くデザイン制作を行なっています。案件の受託方法としては、周囲の方からの紹介や私自身のInstagramを見てお問い合わせをいただいたり、ココナラ経由でのお仕事依頼など、幅広い間口をもって活動しています。

フリーランスになって1番良かったと思うことは、自由な時間が増えたことです。会社員だと、どうしてもやらなければいけない仕事に追われてしまったり、働く場所や時間などの制限もありますがフリーランスは自分自身で働く環境を作ることができるので、自由度の高い働き方が叶えられます。好きな仕事を毎日楽しくできていることも、子どもの予定にあわせて子育てを優先してスケジュール調整できることもメリットの1つだと思います。

フリーランスになる前に家族に宣言した「Webデザイナーとして月30万円の収入を得る」という目標は、退職後2ヶ月で達成することができましたが、車を購入するという目標はまだ達成できていないので日々自分自身を鼓舞しながら取り組んでいます。前職の退職から2ヶ月という短期間で目標を達成できた時は本当に嬉しかったです。

時間や場所にとらわれない働き方が叶った今、家庭を最優先する生活スタイルを大切にしながらも、収入面でも前職と変わらず維持できているので満足しています。

ーー最後にFammスクールの受講を検討している方にメッセージをお願いします

迷う前にまずは実際に行動にうつしてみると自分が将来どうなりたいのか、そのためにはどのように行動するべきかが見えてきます。

Fammスクールは卒業してからも、お仕事補償や卒業生コミュニティでの質問会・添削会など、初心者でも安心して学習を続けられる環境が整っています。
受講しようか迷っているのであればまずは思い切って行動し、自分のなりたい姿を叶える一歩を踏み出してほしいなと思います。

――メッセージありがとうございます。増子さんのさらなる活躍、期待しています!