卒業後の仕事受注に悩む…。 状況を打開したきっかけは、卒業生が集うFacebookコミュニティの活用でした

Fammママ専用卒業生へのインタビュー。

今回はお話を聞いたのは、2021年1月に動画クリエイター講座を受講され、現在は映像制作会社で在宅ワークを行っているという小泉わか奈さん。

もともとパソコンを使うのはネットサーフィンくらいだったという小泉さんですが、どのように学び、卒業後仕事へつなげていったのでしょうか。



7年の専業主婦を経て、子供のお迎えまでの数時間を活かせる働き方を求めてFammスクールに


――これまでのキャリアについて教えていただけますか。

結婚前は介護福祉士として、介護施設で働いていました。結婚・出産を機に退職してからは7年ほど専業主婦をしており、次女が幼稚園に入園して少し慣れてきた頃に復職を考えたのですが、預かり保育の定員が満枠だったため時間を延長して預かってもらうことができず、13時頃には園へ迎えにいかなければならないという状況で、それでもできる仕事がなかなか見つかりませんでした。

外に働きに出るのは現実的ではないと考え在宅でできる仕事を探していたところ、Instagramの広告でFammスクールのWebデザイン講座を知り、電話での説明を聞いてみることにしました。

――小泉さんは動画クリエイター講座を受講されていますが、はじめはWebデザイン講座の説明を聞いたのですね。

はい。説明会の際に動画クリエイター講座を初めて知りました。説明をしてくださった方が、Webデザイン講座を卒業した後に学習ができる応用講座(※スクール受講生は卒業後に他の講座も含めて約100種類以上のスキルを動画でさらに学べる環境を無料で利用できる)で動画クリエイター講座を学習されたという方で、動画の市場規模も拡大していることや、スキルを磨けば単価の高い仕事も受注可能であることなどを聞き、「動画コースの方が自分に合っているかも」と思い、動画クリエイター講座の受講を決めました。学んでみて、動画制作に興味が持てなかったら応用講座の環境があるので、そこでWebデザインの勉強もしようと考えていました。

――課金して購入できる動画教材やほかのスクールではなく、なぜFammスクールを選んだのでしょうか?

前職ではパソコンを使うことがほとんどなくパソコン初心者だったため、リアルタイムで先生に質問しながら勉強していきたい、と考えていました。ほかのスクールも少し調べてみたのですが、受講費用が高額であったり受講の時間帯が夜であったりして、Fammスクールのように通いやすいものはほかに見つかりませんでした。

専業主婦の期間が長く社会に出ていなかったので、受講生が全員ママさん、というのも受講の決め手になりましたね。社会人の方のスピード感についていけないかも、という心配をしなくていいというのは大きな安心材料になりましたし、実際に、私のようにパソコンの扱いに慣れていない受講生もたくさんいたので、自分だけわからないまま置いていかれるようなことはありませんでした。

主人にも相談したところ、「動画制作の需要は確実に今後増えていくだろうから、学んでおいて無駄になることはない」ということで納得してくれました。私が自分から「勉強したい。講座を受けたい」と言い出すことが初めてだったので、本気であることを察して「がんばってね」と背中を押してくれたようです。

授業時間以外でも気軽に先生に質問ができる。

1ヶ月で仕事で使えるような動画作品を作ることができました


――講座を受講される前、不安だったことはありますか?

難しすぎてついていけなかったらどうしようという不安はありましたが、先生がすごく優しく丁寧に教えてくれたので、初回の授業でその心配はなくなりました。パソコン操作がわからないときもZoomの画面を共有して解決してくれましたし、ほかの受講生が先生にたくさん質問をされていたので、私も遠慮なく「ここがわかりません」と聞くことができました。

先生は褒め上手で、課題の作品を提出するとまず良かった部分を褒めてくれて、そのあと「もっとこうするといいですよ」と教えてくれるので、自信を持って勉強を進めていくことができました。

後半になるとモーション編集やレイヤーの合成など応用的な内容になり、「今日はいつもよりも難しかったな」と思う回もありましたが、YouTubeにアップされる講義の動画を見て復習しながら課題に取り組んでいました。

――課題の難易度としてはいかがでしたか?

カリキュラムの後半では、課題として実際に動画作品をつくります。自分で動画全体の構成を考え、ひとつの作品をつくるという作業は決して簡単ではありませんでしたが、覚えたことを活用できている感覚があって楽しく取り組むことができました。

課題をこなすときには、Facebookで先生と一緒に受講している方とのグループがあるのですが、そこで先生にたくさん質問をしました。例えば、「動画に字幕を入れる作業にすごく時間がかかってしまうのですが、効率的に挿入する方法はありますか?」と質問をしたところ、時間が大幅に短縮できる方法を教えてくださったこともありました。ほかの方は、「フリーのイラストや音楽の素材をダウンロードできるおすすめのサイトはありますか?」など質問している人も。ほかの受講生の質問と回答を見るのも大変参考になりましたね。

授業ではわかったつもりでも、いざ自分で作品をつくろうとすると疑問が出てくるので、授業時間外でもFacebook上でいつでも先生に質問ができるというのはとても優れたサービスだと思います。せっかくなので、先生に聞けるうちにたくさん質問したほうがいいと思います! 私は同期の受講生の中でおそらく一番質問をしていたと思いますが、そのおかげで受講期間中に得るものも大きかったと思います。

作った課題は次の授業の際に発表し、先生からフィードバックを受けます。ほかの方の作品を見るのも多くの発見があります。「どうやってつくったのですか?」と質問し合う機会もあり、刺激を受けました。

卒業制作では、飼っている猫を題材にした1分間の動画作品を制作しました。動物は動いてほしいときに動いてくれなかったり、カメラを構えていないときにいい表情を見せたりとなかなか思うようにはいきませんでしたが、家族に協力してもらいながら動画を撮り、ひとつの作品として完成したときには大きな達成感がありました。

まさか自分で、プロがつくるような動画作品を作成できるようになるとは思っていなかったので、講座を受講してよかったと心から思いました。

仕事が受注できないとき心の支えになったのは、卒業生が集うオンラインコミュニティ

――卒業後はどのように活動されていったのでしょうか。

受講期間中はすごく楽しかったのですが、卒業後、行き詰まってしまうこともありました。サービスの売り買いができる「ココナラ」上で自分のプロフィールや作品を掲載していつでも仕事を受注できる準備を整えたのですが、まったく声がかかりませんでした。人気のクリエイターのプロフィールを研究して何度も文章を書き直したのですがまったく受注できず、仕事を獲得するという現実の厳しさに直面しました。

そんなときに心の支えになったのが、Fammスクール卒業生が集う、卒業生コミュニティのグループです。月に1度程度、課題に沿ってつくった作品を発表して、先生に添削してもらえる「質問会」があり、毎回欠かさず参加するようにしていました。課題に沿って実際に映像をつくり、フィードバックを受けることで、スキルアップしている実感を得ることができました。

質問会には毎回参加している人もいて、交流を持つことができました。卒業後も、勉強熱心な方と励まし合いながら技術を磨くことができたというのはとてもいい経験でした。

卒業生同士で、「どうしたら仕事が受注できるか」といった話をすることもありました。積極的に自分からアクションを起こして仕事を受注しに行っている皆さんの姿に励まされたため、私もお仕事マッチングサイトの「クラウドワークス」にて、不動産会社が募集しているルームツアー動画作成の仕事に応募してみました。動画の素材を提供してもらい、それを1分間の映像に編集する、というもので単価は5000円でした。

実績がなかったため、自分の自宅を撮影して30秒ほどのサンプル動画をつくりアプローチしたところ、30人ほどの応募者の中から選んでいただくことができて、初めての案件獲得に成功しました!

――初仕事の際、不安はなかったですか?

自分のスキルで通用するのかという心配はありましたが、クライアントは私がつくったサンプル動画を見て選んでくれた、ということに自信を持ち、がんばってやり遂げようと思いました。一歩踏み出すことが大切だと思うので、自分を奮い立たせて仕事を受けました。

――その後はどのように活動されていったのでしょうか。

質問会などで、先生から「仕事を獲得するためにInstagramやFacebook等で、自分の日々の取り組みや作品などを発信しアピールすることが有効」と言われていたので、これまでに何を勉強してきて、どういった動画がつくれるのか、自分ができることをSNSで発信しました。

すると、Facebookでつながっていた学生時代の友人から、「映像制作の会社を立ち上げたんだけど、うちで働いてみない?」と声がかかったのです。現在は、その会社でパートとして働き、在宅で動画編集をしています。平日の午前中に働き、月に8万円ほどの収入を得ています。友人が素材をそろえ、私がビデオ編集ソフト「AdobePremiere Pro」で素材をつなぎあわせたりBGMを入れたりといった編集作業を行い、完成させていきます。

子どもの幼稚園のお迎えまでに在宅で、という理想の働き方ができているので、勇気を出して卒業生コミュニティに相談し、SNSで発信して本当に良かったです。

応用講座を活用してスキルアップし、自分らしい動画をつくりたい

ーー卒業後に続けて学習はありますか?

現在は、Fammスクールの卒業生向けの応用講座を活用して、AdobeのIllustratorやPhotoshop、After Effectsといったソフトの使い方を勉強しています。イラストを描くのも好きなので、自分のイラストをAfter Effectsでアニメーションにして動画に組み込み、より自分らしい動画作品がつくれたらいいなと思っています。新しい知識と隙間時間を活かして収入がより得られるよう、スキルを磨いているところです。

ーー最後に、Fammスクールの受講を考えている方にメッセージをお願いします!

卒業生コミュニティが充実していることがいちばんの魅力だと思います。「ココナラ」で仕事が受注できなかったとき、「もう動画編集者の道はあきらめようかな」と心が折れそうになったこともありましたが、そこで卒業生コミュニティの質問会などに参加して、ほかの受講生とつながったことでモチベーションを維持することができました。そして、卒業生の皆様や先生から「こうするといい」と言われたことを素直に受け入れ、SNSで発信するという行動にうつしたことが功を奏したのだと思っています。

いまでも、卒業生コミュニティのFacebookグループの投稿は毎日欠かさずにチェックしています!質問会などのアナウンスのほか、Fammスクール運営事務局から動画制作の仕事募集のアナウンスなどもあり、応募人数が定員になると募集を締め切ってしまうので、見逃さないようにしています。卒業生向けのイベントなどはすべて無料で参加できるので、活用しない手はないと思います!

――メッセージありがとうございます。小泉さんのさらなる活躍、期待しています!