Webデザインを学び仕事にしたい。Fammスクールに通って実現させたWebデザイナーとしてのキャリア

Fammママ専用卒業生へのインタビュー。

今回はお話を聞いたのは、2020年8月にWebデザイン講座を受講され、現在はベンチャー企業でWebサイトの運営やバナー制作の業務を行っている田口英里奈さんにお話をうかがいました。

Webデザインの知識がないなか受講され、卒業後に就職活動を行い希望の仕事を勝ち取った田口さん。どのようにスキルを身につけていったのでしょうか。



ユーザーの心を動かすWebサイトを自分でつくりたい。

「子育てと両立して通える」が決め手に


――受講前のキャリアについて教えてください。

大学卒業後、製造業のメーカー向けにマーケティング支援などを行う会社で営業職やマーケティング職に携わっていました。

結婚出産、育休を経て、しばらくは時短勤務で働いていたのですが、会社は家から距離があり、子どものためにも自宅近くで働きたいと考え転職。2社目は金融関係のデータ管理を行う会社で、オペレーターの統括などを行っていました。2人目を妊娠して、退職しました。

――Webデザインを学ぼうと思った理由はなんですか?

1社目はWebサービスを扱っていましたが、社内のエンジニアとやり取りするうちに、彼らの仕事に興味が湧いたんです。お客様に出稿いただいた広告をクリックして商品を買ってもらうために、社内でデザインなど工夫していくのですが、広告の位置やボタンの色を少し変えるだけでクリック率が大きく変わることがあり、Webデザインの奥深さを実感しました。どうしたらユーザーの心を動かすことができるのか。Webサイトへ来訪する人のことを考えて、自分でもデザインを組み立ててみたいと思ったんです。

仕事を退職して、今後のキャリアを考えた際に、やはり興味のあるWebデザインを学び仕事に活かしていきたいと考えました。動画教材などを活用して独学で学ぶよりも、Webデザインのスクールに通うことでやらなければいけない環境をつくったほうが確実にスキルが身に付くと思い、受講を決めました。

――数あるスクールのなかで、Fammスクールに決めた理由はなんですか?

ベビーシッターが利用できたり、オンラインでの受講が可能など、子育てと両立しながら勉強できるというのがいちばんの決め手ですね。受講期間が長い講座は継続できる自信がなかったので、1ヶ月の短期集中というスケジュールも自分に合っていると思いました。

――受講前の説明会ではどんなことを聞きましたか?

説明会で、具体的にどのようなことを学ぶかなど説明してもらいました。正直なところ、講座の内容だけですぐに仕事ができるようになる、とは思わず、受講後も自分で勉強していく必要はあるだろうなと思いました。ただ、Fammスクールは卒業後のサポートが充実しており、卒業生向けの無料で動画学習ができる応用講座が受講できるので受講期間が終わったあとも継続してスキルアップできそうだと思いました。

また、これは卒業後に実感したことなのですが、Facebookの卒業生コミュニティが活発で、仕事をしていて疑問に思うことなどFacebook上で質問をすると、知識のある方がすぐに回答してくれるというのはすごくありがたいなと実感しています!

――受講前、不安だったことはありますか?

講座を受講し、その後応用講座などを活用して勉強したとして、それが仕事に結びつくのかという点が不安だったのですが、卒業後Fammスクールから仕事を受注することができて、それを自分の実績としてアピールできるという話を聞き、魅力的だと思いました。

必要なことが詰め込まれた講座のおかげで、たった1ヶ月でWebサイトの制作ができるように


――実際に講座を受講されてみて、いかがでしたか?

オンラインとはいえ、1歳の子どもを抱えながらでは集中できなかったかもしれませんが、Fammスクールの魅力の1つである無料でシッターさんに来ていただけるサービスは大変ありがたかったですね。

また、授業の最後に質問の時間があり、そこで授業中に聞けなかったことなどすべて解決できました。オンラインだから質問しづらい、先生の指導がわかりづらいなどということは一切なかったので大変満足しています。

講座の内容としては、はじめにデザインソフトのPhotoshopの使い方とグラフィックについて触れ、2回目、3回目からWebページを作成するための言語であるHTMLやCSSを学び、最後はオリジナルのサイトをつくるという駆け足のスケジュールで、Webサイト制作のために必要最低限の要素が凝縮されており、とても効率がいいと思いました。

――卒業制作では、どんなサイトを制作されたのですか?

私は子育て世代の女性をターゲットにした美容室のWebサイトを制作しました。シンプルで見やすいWebサイトを目指して、トップにはイメージがすぐに伝わる画像をPhotoshopでつくり掲載し、お店のメニューやアクセスといったナビゲーションをわかりやすく配置するなど工夫しました。受講前は自分でオリジナルのWebサイトがつくれるようになるなんて信じられませんでしたが、本当に1ヶ月でつくれたので感激しました。

――受講中、難しさを感じる部分はありましたか?

同じ受講生のなかにWebデザインにかなり詳しい方がいて、課題のクオリティがとても高く、比較して落ち込んでしまいました(笑)ただ、私は私なりにスキルアップできたので「良し」と割り切って、卒業後は自分の学びに集中するようにしていました。


初仕事でのクライアントの反応が自信に。

Webデザイナーとして正社員になり、副業案件も受けられる状態に。

――卒業後はどのように活動されていったのでしょうか。

Fammスクールの過去の卒業生インタビューで、「すぐに単価の高い仕事が受注できるわけではない。はじめは単価にこだわりすぎずに実績を積むことが大切」と語っている方がいたので、私も低価格でバナー制作をすることから始めました。以前勤めていた会社でお客様の広告制作のお手伝いをしていたので、広告のキャッチコピーを自分でつくれることもアピールしました。

初めて発注の声がかかったときは、飛び上がるほど嬉しかったですね。「できるかな」と不安な気持ちがまったくなかったわけではありませんが、まだ駆け出しであることを理解したうえで私に声をかけてくれたという喜びのほうが大きく、精一杯取り組みました。

――初仕事を納品されて、クライアントの反応はいかがでしたか?

すごく喜んでくれたんです! これが仕事をするうえで大きな自信になりましたね。その後仕事をしていくうちにいろいろなクライアントの方と出会うことになり、なかには何度も修正を依頼されることもありますが、コミュニケーションを取りながらその都度対応するようにしています。

――田口さんは現在、ベンチャー企業でWeb関連のお仕事をされていますよね。就職活動をされようと思った理由はなんですか?

やはり、毎月安定した収入があったほうが安心だと思い、就職活動をスタートしました。採用担当者のなかには、子どもがいるという点を心配する人もいて、自分の実力で勝負できないことに悔しい思いをすることも何度もありました。

でも、好きなWeb制作の仕事で働きたいという思いが強くあったので、あきらめずに半年ほど継続していまの会社にたどり着きました。Fammスクールに通って新しいことに挑戦し、スキルアップしたという姿勢を評価してくれる経営者もいたので、就職活動を続けていればどこか採用してくれるだろうと思っていました。

現在は正社員として、Webサイトの運営やバナー制作の仕事をしています。そのほかに副業として、2ヶ月に1回くらいのペースでデザインソフトのAdobe XDを使ったWebサイトのデザイン制作(約3万円)や、WordPressを使用したポータルサイトのWebサイト制作(約10万円)を受注しています。

副業が増えたことで、価値あるサービスや企業を世の中に出すお手伝いができる喜びをより実感するようになりました。Fammスクールで習ったスキルがダイレクトに活きているので、あらためて受講を決めて良かったと思っています。

――おふたりのお子様の子育てをしながらフルタイムで働いていて、さらに副業もされているとは驚きです。

Webデザインが好きなので、楽しく続けられています。場所や時間を選ばずにできるので、副業は子どもが寝たあとなど都合のいいタイミングで出来て良いですよね。ライフスタイルが変わってもずっと続けられるなと思います。

Fammスクールの受講を決める前は、子育てをしながらどのようにキャリアを築いていったらいいか悩んだ時期もありましたが、今ではあの時に一歩踏み出して良かったと心から思っています。

――最後に、通ってみて、大きく変わったことはなんですか?

それまでの仕事で「お客様と話をしてサービスを買っていただく」という営業のスキルはあったかもしれませんが、自信を持って「私にはこれができます」と言えるものがありませんでした。Fammスクールに通って知識やスキルを身につけ、卒業後、少しずつですが仕事の実績を積んでいったことで、自分のスキルとしてアピールできる確かなものができました。

Webデザインはわからないことを調べたり、勉強していかなければならない仕事なので、Fammスクールに通うことで勉強する習慣が生まれました。現在は、卒業生向けの応用講座を活用してJavaScriptやPHPなどほかのプログラミング言語を学んでいます。

Fammスクールに通ったことで初めて、Webデザイナーとしてのスタートに立つことができました。これからも学んだことを活かして頑張っていこうと思います。

――メッセージありがとうございます。田口さんのさらなる活躍、期待しています!