Webデザイナーはコーディングできないとなれないの?

SNSで何度も話題になっている「Webデザイナーはコーディングできないとなれないのか?」という疑問に対する記事です。あくまで私の主観的な意見になりますので、1つの意見として暖かかく迎え入れていただけると幸いです。
私のWebデザイナーはコーディングできないとなれないのか?という疑問に対する回答は「できなくてもWebデザイナーになれる」です。
このままでは語弊がありますので少し補足をさせてください。
「できなくてもWebデザイナーにはなれるが、コーディングの知識は必要である」が正確な私の回答です。
できなくても知識は必要。一見すると相反する言葉ですよね。

ですが、「知っている」と「できる」は別物です。
料理を行う際に調理の方法を知っていても、調理器具の扱い方がわからなければ作ることはできませんよね?

コーディングも知識があっても書けない人もいます。
Webデザイナーに必要なのは「コーディングの知識」なのです。
もちろんコーディングもできるのベストです。
ベストだけどマストじゃない理由を事項から説明します。

Webデザイナーに必要なコーディングとは

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Webデザイナーに必要なコーディングの知識を知るためにマークアップ言語等の説明をします。
マークアップ言語とはざっくり説明をするとWebサイトで情報を表示するために必要な言語です。
コーディングとはテキストエディターと言われるものにコードを書くことを指します。

Webデザイナーに必要なコーディングの知識とはこのマークアップ言語の知識とコーディングの知識になります。

HTML

HTMLはハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ(Hyper Text Markup Language)を省略した単語になります。
HTMLを記述するとWebサイトに情報を載せる事ができます。
HTMLを知っているとどの情報がHTMLで表示されているのかを理解する事ができます。
たとえばWeb上に公開されている画像の中に文字があったとしましよう。
その文字が画像を加工して文字入れしているものなのか、それとも画像の上にHTMLを使って文字入れをしているものなのかを知る事ができるわけです。

一見すると大した違いはないかもしれません。
ですが、この少しの違いでWebサイトが検索されやすくなったりしますので、HTMLでそう言った事ができるかどうかを知っているということは大事な知識ですね。

CSS

CSSはカスケーディング・スタイル・シート (Cascading Style Sheets)を省略した言葉になります。
CSSはHTMLの装飾を行う言語になります。
先ほどの画像の文字入れの例でいうと、画像を文字の下に配置してくれるのも、画像の上に文字を配置してくれるのもCSSになります。
これがHTMLだけだと画像と文字がただ並んでいるだけの状態となります。


コーディングとプログラミングの違いは?

コーディングとプログラミングの違いについてですが、コーディングはプログラムング言語のコードを書くことを指します。
プログラミングはプログラムを作成する全般的な作業の総称を指します。
マークアップ言語は厳密にはプログラミング言語ではないので、本来であればコーディングとは言えないのですが、コーディングと言った方が伝わりやすいのでそのように呼ばれています。

コーディングできないWebデザイナーは必要ないの?

コーディングができないWebデザイナーは必要ないのか?と言われるとそうではありません。
前述したように知識はあった方がいいですし、コーディングできればそれがベストです。
では、Webデザイナーの原点に帰って考えてみましょう。

コーディングよりも大事なのはデザインできること

Webデザイナーは前提としてデザインができなければなりません。
デザインの設計能力がなければWebデザイナーとは言えません。
ですので、コーディングよりもデザインをできることが必要な能力と言えます。

上を目指すならコーディングは最後には手放すスキル

コーディングはそれ専門で仕事をしてくださる方がいます。
会社の規模にもよりますが、コーダーとデザイナーは分業されている事が多いです。
規模が大きい会社になればなるほどさまざまな作業の分業がなされます。
ですので、デザイナーはデザインに専念できます。
デザイナーとして上を目指す、大手企業に入るという目標で仕事に取り組むのであれば、コーディングは最後には手放すスキルと言えるでしょう。

コーディングしない仕事もある

実際コーディングをしない仕事もあります。
ここでは例として「ノーコード」という技術を使った仕事を紹介します。
ノーコードとは文字の通りコーディング等の作業を必要とせず、Webサイトやアプリを作ることができるサービスです。
有名なところだとWixなどのサービスがあります。

ノーコードは説明した通りコーディングを必要としていません。
ですが、当然Webサイトのデザインは必要になります。
ノーコードでWebサイトを作るメリットは作成側も経営者側にもあります。
双方納得の上でノーコードのWebサイトを作る場合はコーディングの必要のない仕事となります。

Webデザイナーがコーディングができるメリット

Webデザイナーがコーディングできるメリットは色々とあります。

次項でその中の3つをご紹介します。

Webデザインの幅が広がる

1つ目はWebデザインの幅が広がるという点です。
実装できるものがどういった物かを理解することで幅が広がるというわけですね。

できる仕事が増える

2つ目はできる仕事が増えるというメリットがあります。
コーディングをコーダーさんにお願いするのも勿論いいのです。
ただ会社の規模によっては自分で実装をしないといけない会社もあります。
そう言った時にコーディングができると滞りなく実装できます。

Webサイトとして機能できるか判断できる

3つ目はWebサイトとして機能できているかを判断できるという点です。
Webサイトとしての機能と言われると、少々わかりづらいかもしれません。
Webサイトを作成する上で実はルールがあります。
皆さんがみているこの記事もそのルールに則ってできているんですね。

たとえばHTMLでWebサイトを作るときに2つ以上使ってはいけないタグがあります。
それを知っているだけでそのタグが使われているかどうかのチェックを行うことができますよね。
ブラウザ毎に表示が違ったり、WindowsとMacでも表示のされ方が変わります。
そう言ったルールを知ることでWebサイトとしてきちんと表示され機能しているかどうかの判断ができます。

まとめ

Webデザイナーはコーディングができなくてもなることはできます。
ですが、コーディングの知識があったりコーディングができることによるメリットはめちゃくちゃ大きいです。
それは会社にとっては勿論ですが、今からWebデザイナーを目指す人にも多くの恩恵をもたらします。
ですので、これからWebデザイナーを目指す人や、仕事に幅をつけたいWebデザイナーの方は是非コーディングの勉強をしてみてください。

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