卒業後にアプリ開発に挑戦!Fammの受講で、想像していない世界がひらけた

Fammママ専用スクールの卒業生にインタビュー。
今回は2019年にWebデザイナーコースを卒業され、現在は子育て世代の親に向けたアプリの開発を行っている逢澤奈菜さんにお話を伺いました。

「まさか自分がアプリ開発をするなんて、Fammを受講する前は想像していなかった」という逢澤さん。どのようなきっかけで学び、現在のキャリアに舵を切っていったのでしょうか。

子どものそばにいたいから、自宅でできる仕事を探していた

――Webデザインを学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

長男を出産して1年程経ち、復職を考え始めたのですが、やはりもう少し子どものそばにいたいという気持ちもあったため、育児をしながら自宅で働ける仕事を探していました。在宅ワークができそうな仕事はほかにもありますが、もともと大学時代に情報メディアを学んでいてWeb系の仕事内容はなんとなくイメージがついたので、仕事をするならWeb系かなと考えたんです。パソコン1台あれば、いつでもどこでも仕事ができるというのがWebの仕事の良さだなと。

――出産される前はどのような仕事をされていたのですか?

大学卒業後はずっと事務の仕事をしていました。パソコンは使用していたものの、Webやデザインの専門的なスキルが求められるわけではなかったため、Webデザインは仕事としては未知の領域でしたね。

――大学で情報メディアを勉強されていたとのことですが、Webデザインの知識はどの程度ありましたか?

一応、Webデザインの授業も受けたことがありますが、もう何年も前のことですし、専門的に研究していたのが「情報コミュニケーション」という分野で、デザインでもプログラミングでもなかったので、ほぼ初学者と同じ知識しかありませんでした。受講中も、「そういえば大学でこんなことを教わったことがあったかもしれない」という程度の記憶しか思い出せなかったので、Fammに通っている間のすべての授業が新鮮でした。

――Fammのどんな点に魅力を感じましたか?

いちばんは、託児つきという点ですね。当時、子どもがまだ11ヶ月で、保育園にも通わせていなかったので、子どもと一緒にスクールに通い、授業中はシッターさんに預けられるというのが大きなメリットに感じました(対面講座の場合は教室にシッターが常駐)。

また、Webデザインで使うPhotoshopだけでなく、HTMLやCSSの言語を学べるというのもいいと思いました。どちらかのスキルだけでも仕事はできるかもしれませんが、両方学べれば自力で1枚のWebページがつくれますし、どちらの知識も持っていて損はなく、将来のキャリアに役立つと思いました。

――大学で情報を学んでいた逢澤さんから見ても、充実の授業カリキュラムだったのですね。

はい。段階的に知識を積み上げ、最終的に簡単なWebページがつくれるようになる内容で、確実にスキルが身につくだろうなと信頼できました。

あとは、1ヶ月の短期集中で完結するというのも良かったですね。もし、その後もさらに学びたければ、継続して自分で勉強したり、別のことを学べばいいかなと思いました。

「そんなうまい話ある?」と100%信用していたわけではなかった

――説明会では、どんな印象を受けましたか?

説明会では、Webデザインという仕事について詳しく教えていただき、育児をしながらでもスキマ時間に働けること、ほかの在宅ワークに比べて単価が高いこと、Web系のなかでもコードを書いたりプログラムを組んだりする仕事よりも挑戦しやすいことなどを教えていただいたのですが、正直、「そんなにうまい話があるのかな」と思いました(笑)

確かに、スクールに通えばWebデザインやHTML、CSSの知識はつくだろうけれど、だからといって収入を得られるかというと、話は別ではないか、と。

当時は疑っていましたが、いま考えると、やる気さえあれば仕事につながると思いますし、キャリアアップしていくことは可能なので、説明会の内容は嘘ではなかったなと思います。私も、スクールでWebデザインやサイト構築について学ばなければ、きっとアプリを開発するという発想も思い浮かびませんでした。

――当時は説明会の内容をすべて信じていたわけではなかったということですが、そんななか受講を決めた理由はなんですか?

今後のためにスキルを身につけたい、と思ったからです。社会人の方は毎日働き確実にキャリアを重ねているのに、いったん仕事から離れると何もスキルが身についていないという感覚があり、今後復職するためにも何か勉強して自分のスキルにしたい、と思っていました。卒業後、直接仕事に結びつかなかったとしても、学んだことは無駄にはならないだろうから、やってみるしかない、と腹をくくりました。卒業生が実際に活躍している、という話にも勇気づけられました。

――お子様を預けることに対する不安は特になかったですか?

まったくなかったですね。初回の授業で子どもを預けた際、シッターさんに「おまかせください」と心強い言葉をかけていただいたので、安心して授業に臨むことができました。当時、8人のクラスで授業を受けていたのですが、ほとんどの方が預けていましたね。シッターさんも複数名いて、面倒を見てくれました。

驚いたのが、授業が終わって迎えに行くと、息子がお昼寝をしていたこと。普段は私でもお昼寝させられないのに、プロはすごいなと大きな安心感を覚えました。

自分の好きなことを思う存分勉強できるのが楽しい!

――逢澤さんはWebデザイナーコースを受講されたわけですが、授業を受けての感想はいかがですか?

子どもを預けて、3時間しっかり勉強できるというのがものすごく楽しかったです。普段は24時間子どもにつきっきりなので、数時間でも子どもを預かってもらえて、さらに自分で興味のあることを学べるというのがこんなに楽しく、幸せなことかと新鮮な驚きがありました。週に1度のスクールが、毎回とても楽しみでした。

授業も丁寧でとてもわかりやすく、回を重ねて少し内容が難しくなってもついていけないということはありませんでした。

――お子様は、泣いたりしませんでしたか?

シッターさんに預けたあと、はじめは泣いていましたが、「あぁ、泣いてるな」くらいで特に気になりませんでしたね。ほかのお子さんも泣いたりしていましたが、お互い様というか、受講生が全員ママなのでみなさん子どもの泣き声には慣れている様子でした。

壁一枚隔てた場所で授業を受けているという距離感もちょうど良かったですね。なんとなく子どもの様子もわかるし、それでも授業に集中できるベストな距離感だったと思います。

――受講期間中、大変だと思ったことはありますか?

家での宿題を子どもが寝たあとに行っていたのですが、思うように寝てくれない日は宿題ができず、歯がゆい思いをすることがありました。宿題は決してこなせない量ではないので、夜ではなく日中のスキマ時間にこなすように工夫をしていました。

育児中に感じた不自由さがアプリ開発のきっかけ

――卒業後の活動について教えてください。

卒業後はふたり目を妊娠・出産したので、しばらくWebデザインから離れ、ふたりの子どもの育児に専念していました。

現在、子育て中の親向けのアプリを開発しているのですが、これは自分自身の子育て中に感じた不便を解消したい、と思ったことがきっかけです。

子連れで出かけられる場所は限られていて、「授乳スペースあるかな?」「泣いても大丈夫そうなところかな?」など事前に調べる必要があります。ただ、既存の地図アプリはママ目線に特化しているわけではないので、得たい情報が掲載されているとは限らず、さらにSNSで口コミを調べ、また地図アプリに戻って場所を調べ……とすごく時間がかかっていたんです。もし、授乳室やオムツ替えスペースがすべてマップに載っていて、子連れで楽しめる場所がすぐにわかったらすごく便利なのに。このアイデアから、子連れに最適な場所を探せるアプリを開発したいと考えるようになりました。

――現在開発されているのはどのようなアプリなのですか?

授乳室や、オムツ替えスペースのあるお店や公園など、子連れに便利な場所を探せるもので、さらに利用者による口コミ投稿によって情報量と精度が上がっていくアプリを開発しています。名称は「iiba」といい、まだテストページができた段階ですが、今後はiOSやAndroid端末でダウンロードできるようにしたいと思っています。

――すごく便利なアプリですね! スクールの知識はどのように活かされていますか?

アプリを動かすための一部にはHTMLを使用していますし、またテストページも自分でHTMLを使って作成しました。Webデザイナー講座のスキルだけでアプリがつくれるかというとそうではありませんが、講座で学んだことによってやりたいことが見えてきましたし、それから何を学ぶ必要があるのかもわかりました。

――今後の展望について教えてください。

まずは、アプリ「iiba」をリリースして多くの方に使ってもらうことが目標です。リリース後は、利用者からのフィードバックを受け、より使いやすいものにブラッシュアップさせていきたいと思っています。今後は起業も視野に入れつつ、挑戦し続けていきたいと思います。

――卒業生として、Fammの受講を検討している方にメッセージをください。

受講前は「Webデザインを学んでも仕事になるのかな」「仕事として使えるスキルが身につくのかな」と不安に思っていたので、迷う気持ちはわかります。でも、「とりあえずやってみる」という姿勢がすごく重要です! Webデザインのスキルがアプリ開発に直結しているわけではありませんが、あのときFammの受講を決めなかったら、いまの自分はありませんでした。Fammに通ったことで、想像をはるかに超えた世界が広がりました。未来への道を切り拓くかどうかは自分次第です!

ーーメッセージ、ありがとうございます。逢澤さんのさらなる活躍、期待してます!

■逢澤さんが開発中のアプリ「iiba」とは?

「近くの授乳室」「⼤きな遊具のある公園」「⼦連れで⾏ける飲⾷店」など、⼦連れに便利な 場所を⾒つけられる地図アプリ。位置情報をもとに⼦育てに特化した「いい場所」を検索できるだけでなく、ユーザーが「いい場所」を投稿することで、その場所に関するリアルな⼝コミ投稿が⾒られたり、実際に⾏ったことのあるユーザーに詳しく質問することができる。現在、LINEのお友達登録で先⾏登録ユーザーを募集中。今後、App StoreやGoogle Playで公開予定。