育休期間中に動画制作を学び副業をスタート。一緒に仕事をする同期との出会いも生まれたコミュニティの価値

Fammママ専用講座卒業生へのインタビュー。

今回お話を聞いたのは、育休中の2021年10月に動画クリエイター講座を受講され、現在は副業として自宅で動画コンテンツの制作を行っている元田真衣さん。


今後は転職も視野に入れ、動画制作スキルを上げているとのことです。Fammスクール受講の経緯や卒業後どのように仕事を受注するようになったのか、お話を伺いました。

コロナの影響で副業解禁。
在宅ワークを探していたことが受講のきっかけに


――産休・育休前はどのようなお仕事をされていたのでしょうか。

ビジネスホテルチェーンで経理の仕事をしていました。経理の前は新規ホテルの開業支援をしたり、フロントに立ちチーフとして働いていたこともあります。


新卒から同じ会社に在籍し宿泊されるお客様の接客をしたりホテル立ち上げに携わっていたので、動画制作は未知の分野でした。

――元々、在宅ワークには興味があったのでしょうか?

コロナウイルスの影響で宿泊客が激減し、働き方が変化したことでそれまで会社で禁止となっていた副業が解禁されたこともあり、自宅で子育てをしながら仕事ができたらいいなと考えていました。

――様々な種類がある在宅ワークの中で、動画編集・制作に興味を持った理由はなんですか?

実は、2人目の子どもを出産して数ヶ月経った頃「子どもたちの動画をYouTubeにアップしてみよう」と思い立ち、主人と共に動画を撮影・YouTubeへアップした経験がありました。そのときから、スマホ用の動画作成アプリで編集作業を行っていたのですが、自分なりに工夫して撮影・編集を行うという一連の作業がすごく楽しく、本格的に動画編集を学びたいと思っていました。

しかし、独学での学習に限界を感じていた時に、たまたまInstagramでFammスクールの広告を見て「説明だけでも聞いてみよう」と無料電話説明会に参加しました。説明会の中で、講座内容や卒業後に何ができるようになるかはもちろん、仕事を受注するためのスキルやどうすれば仕事が得られるかなど、卒業後のお仕事受注までサポートを受けられることに非常に魅力を感じ動画クリエイター講座に申込みました。


また、お仕事マッチングサイトの「クラウドワークス」上でも、動画編集の仕事の依頼が多数あることを知り、スキルを持っていれば需要がありそうだと感じたのも決め手の1つです。

動画編集のスキルアップはもちろん、生活スタイルも変わり心の余裕が生まれた


――講座内ではどのようなことを学びましたか?

多くの動画クリエイターが活用しているビデオ編集ソフトのAdobe PremiereProの使い方を学び、実際に動画を制作しました。3回目からは、課題に沿って制作した動画作品を講義中に発表し合うのですが、同じ課題でも受講生によって個性があって、すごく勉強になりました。

授業内では作品発表があるので、課題に取り組むモチベーションも高まりました。講座で習ったことだけでも動画コンテンツは作れるようになりますが、少し特殊な演出を加えようとするとインターネットやYouTubeの解説動画などを見ながら自分で調べて工夫を加える必要があります。調べれば調べるほど「こういった演出の仕方があるんだ、動画に反映させてみよう」とアレンジの幅が広がるのでとても楽しく、課題には時間をかけて取り組んでいました。


動画の編集だけでなくカメラワークについても学ぶことができ、「子どもや動物の映像の場合、遠くから撮影するだけでなく対象に寄ったり、下から撮ったりすると臨場感が演出できる」といった具体的なアドバイスをもらうことができ、作品づくりに活かすことができました。

――受講中に困ったことなどありましたか?

初回の授業の際、緊張してしまい、授業で必要なソフトがなかなか立ち上がらずに困っていたにも関わらず、そのことを先生に言い出せませんでした。しばらくして「さすがにこれでは授業についていけない」と思い、怒られるのを覚悟で「先生実は…」と白状したところ、「そうだったんですね、気づかずにすみません」と優しく対応してくれて、すごくほっとしたことを覚えています。

そのことがあってからは些細ことでもすぐに質問するようにしました。せっかく先生にリアルタイムで教えてもらっているので、受講される方は授業中は遠慮せずに質問することをおすすめします。

――元田さんは課題に熱心に取り組んでいたということですが、子育てをしながら課題の時間を確保するのは難しくありませんでしたか?

はじめは、子どもが寝てから夜の時間に課題に取り組もうと思っていたのですが、寝かしつけがなかなかうまくいかない日もありました。このままだと十分に時間が取れないと考え、勉強時間を朝に切り替えました。


朝の時間を有効活用することで、家族との朝食や子どもの保育園の準備まで余裕をもっておこなうことができるようになり、健康や心の余裕まで手に入り一石二鳥でした(笑)

同期からの「一緒に仕事をしませんか」の一言が背中を押してくれた


――卒業後はどのように活動されていったのでしょうか

最初は、自身が作成したスキルPR動画やFammスクールから受注した案件の動画を、実績としてクラウドソーシングサイトに掲載し、いつでも仕事を受けられる体勢を整えました。


その後、クラウドソーシングサイトで動画編集の依頼がないか検索したところ、カラオケ動画の編集・制作依頼の案件を見つけたので、自らアプローチをしました。当時の私が設定していたお仕事受注単価がクライントの希望価格より安かったことから「本当にこの金額でいいんですか?」と連絡がありましたが、初めは実績を増やしていくことが大切だと思っていたので「今はまだ実績が少ないので、この金額でやらせてください」とお伝えし受注することにしました。

――卒業生のなかには、1本目の仕事を受ける勇気がなかなか出ない、という方も多いようですが、「自分にできるのだろうか」という不安などはありませんでしたか?

もちろん不安がなかったわけではありませんが、私の場合は育休期間中で勤務している会社に数カ月後に復職することが決まっているので、この限られた期間で実績とスキルをつけていこうと決めていました。


初めてのお仕事で制作した動画は想定よりも短時間で完成したので、大きな自信につながりました。その後もクラウドソーシングサイトで個人が開催しているイベントの告知動画を制作するなど、着実にお仕事を受注していきました。講座内でAdobe PremiereProの基本的な使い方は学習することが出来たので、一見難しそうな案件でもまずは挑戦してみることが大切だと思います。


また、万が一分からないことがあっても、Fammスクール卒業生が集う卒業生コミュニティのグループで相談をすれば、仲間が回答してくれることが多いので、卒業後にも安心して学習や仕事の受注ができる環境があることもFammスクールの魅力の1つだと思います。

※元田さんのポートフォリオサイト

――現在、元田さんは同じ時期に動画クリエイター講座を受講していた同期の方とお仕事をされていると伺いましたがどのようなお仕事をされていますか

講座中はFacebookのグループで講師に質問や添削依頼を行うのですが、そのFacebookグループ内でこれまでに作った作品などを発信したところ、同期の方から「よかったら一緒にお仕事をしませんか?」とメッセージをいただきました。

その方はご夫婦で動画制作会社を経営されており、Adobe PremiereProの学び直しを目的にFammスクール受講されていた方でした。講座自体が最大でも8名という少人数で受講していたためお互いの顔は認識している、という間柄でした。


私の作品を見て連絡をくれたということが嬉しかったのはもちろん、同じ受講生なのでどういったことを学んでいて、何ができるのかを知っていたのですごく安心感はありました。

――SNSで発信することも大切なのですね

SNSは、自分のことを知っている人が見てくれているので、発注側も知らない人に依頼をするよりも信頼できるのではないかと思っています。


実は、地方自治体のイベントの動画編集臨時スタッフとして採用されたのですが、Instagramで「動画編集者募集」のハッシュタグをフォローしていたところ、自分が住んでいる自治体が募集していた記事を見つけたのが応募のきっかけでした。お仕事を探している方は、人材募集のハッシュタグをフォローするという方法も良いと思うのでおすすめです。

――今後の展望について教えてください

今後は卒業生が無料で視聴学習ができる応用講座で、Adobe AfterEffectsやAdobe Photoshop・Adobe Illustratorなどのソフトの使い方についても学び、映像表現の幅を広げたいと思います。

スキルが上がればお仕事の単価も上がるので、いろいろなお仕事に挑戦していきたいです。

ーー最後にFammスクールの受講を検討している方にメッセージをお願いします

受講期間中だけでなく、お仕事受注までサポートしてくれるなど卒業後のフォローが手厚いのが一番の魅力だと思います。卒業生が集うオンラインコミュニティでは、月に1度課題に沿ってつくった作品を発表して、講師に添削してもらうことができる添削会もあります。他の方の作品を見ているだけでも勉強になり「こういう課題を作りたければ、このようなソフトをいれればいいんだ」など気付きが多く、また自分の動画に対してフィードバックも受けられるので、着実にスキルを磨いていくことができます。


また、どういった案件だと単価が高いか、それにはどのようなスキルが必要か、どこで仕事を受注できるかといった知識も入ってくるので、学ぶだけでなく在宅ワークで働いていきたいという人にはこれ以上ないスクールだと思います。私のようにスクールの同期の方と仕事ができる、というのは幸運なケースかもしれませんが、動画クリエイターとして頑張れる仲間がいるというのは、キャリアを築く上でとても心強いと思います。

――メッセージありがとうございます。元田さんのさらなる活躍、期待しています!