受講する前は、1か月でここまでスキルアップできると思っていなかった。学んだことをすべて詰め込んだ動画で、7月期MVPに。
Fammママ専用スクールの卒業生にインタビュー。
今回は7月期MVPの1人に選出され、見事受講料全額無料の特典を獲得された橋本八千代さんにお話を伺いました。
初心者から1ヶ月で動画編集スキルを身につけ、娘さんが得意なお絵かきを題材にした特別課題を作成した結果、見事「スキル枠」で選出された橋本さん。講座期間中のスキル獲得や提出課題制作の裏話について伺いました。
ずっと学びたかった動画編集、受講料無料のチャンスがあるならば今しかない
――受講料無料対象者に選出されたということで、おめでとうございます! 第一報はどのような形で受け取ったのですか?
卒業生コミュニティのFacebookに投稿された、運営の投稿で知りました。自分の名前がそこにあるということがにわかには信じられず、その投稿をスクショして主人にメールし、「これ、私の名前だよね!?」と確認するほどでした(笑)同期の受講生の皆様からはすぐに「橋本さん、おめでとうございます!」と自分のことのように喜んで祝福してくれるコメントが届き、嬉しさが込み上げてきました。
――もともと、「受講料無料」を目指して講座を受講されたのですか? 受講の経緯を教えてください。
個人事業主としてWebプログラミングを行っているのですが、ときどきクライアントから、「動画の編集ができる人を紹介してもらえませんか?」と言われることがあり、動画の需要が増えていることを肌で感じていました。
需要があるのであれば、自分で編集できるようになったほうが仕事の幅が広がると思い、動画制作を学びたいと思ってはいました。とはいえ、ふたりの子育てをしながら仕事をする日々の生活に追われ、実際にスクールに通うために何かアクションを起こすということはありませんでした。
そんなとき、Instagramの広告で今回の「受講料無料キャンペーン」をたまたま知りました。授業のスケジュールを確認して「これなら私でも受講できそう」と思ったので、申し込みました。このチャンスを逃したら、一生動画の勉強をすることなく終わってしまうだろう、と即決でしたね。
きっかけにはなったものの、最初は無料キャンペーンに関しては過度な期待をしていたわけではなく、「選ばれる確率は本当にわずかだろうな」と思っていました。
現役で活躍する講師のリアルなノウハウが財産に
――講座受講中、意識していたことはありますか? どのようなスキルを得たいと考えていましたか?
キャンペーンで選ばれるかどうかは別として、せっかく受講するのだから、教えてもらう内容はすべて自分のものにしようと考えていました。受講前に「最終的にはYouTubeにアップされているような動画をつくれるようになりましょう」と目標レベルを提示されていたので、自分が見ているYouTuberの方の動画をゴールイメージにしていました。
また、自分が実際に仕事をすることを考えて、動画制作の全体の流れを把握してディレクションができるようになりたいと思っていました。動画編集のスキルを自分が持っているだけでなく、最終的には動画広告を制作しようとしている企業に対して「このようにするといいですよ」とアドバイスできるようになったほうがお客様に喜ばれるだろうなと考えていました。
――卒業時のゴールイメージが明確にあったのですね。その目標に向けて、どのように取り組んでいったのでしょうか。
動画編集スキルの習得に関しては、その日教わったことは何度も反復していました。、とにかくたくさん撮って、編集し、スキルを身体に覚えさせることを意識していましたね。。はじめの頃は先生から素材をもらってそれを編集する、という課題だったのですが、提供素材だけでなく自分で撮影した素材やフリー素材を活用しながらいくつものパターンを作成して、覚えるようにしていきました。
ディレクション能力に関しては、将来仕事として活かすときのことを常にイメージして、先生のちょっとした仕事のこぼれ話などもすべてメモするようにしていました。実際に業界で活躍している先生なので、授業のなかで制作現場の話が聞けたのが本当にありがたかったですね。
――具体的には講師のどのような話が役に立ちましたか?
例えば、依頼主と動画の完成イメージのすり合わせをする際、実際にどのような質問を投げかけているかなどです。どのように相手の求めているものを探っているのか具体的に知ることができたので、いま仕事をしていてとても役立っています。
クライアントとのコミュニケーションの取り方など、実際に仕事をするうえで必要なことは、インターネットで検索して自分ひとりで解決しようとしても限界があります。
リアルに現場で生じるであろう悩みを解決してくれるというのが、スクールに通って先生に直に教えてもらう大きな価値だと思いました。
――講座終了後に特別課題として提出した動画は、どのような作品ですか?
課題テーマは「おすすめアイテム、サービスなどを人に紹介する」というもので、私は娘が描いた絵をスマホケースにする方法を紹介した動画を提出しました。娘がタブレットで絵を描いているシーンから始まり、その絵をプリントサービスへ発注して、数日後スマホケースが届くまでを撮影した1分間の動画です。
テーマが発表されたときは、「どんなものを紹介したらいいのだろう」とかなり悩んだのですが、もともと娘が絵を描くのが好きで、その絵をグッズにしたりプリントアウトして私の親にプレゼントしていたので、いつも使っているプリントサービスを紹介したらどうだろうと。
娘に「スマホケースつくってみる?」と相談したところ乗ってきてくれたので、このテーマに決めました。
動画を1分の作品に仕上げるにはどうすれば!?
――苦労した点があれば教えてください。
「作品は1分間」という制約のなか、どのように流れをつくっていくかという部分はかなり考えましたね。プリントサービスを紹介するにあたり、単純に子どもが絵を描いてできあがったスマホケースを見せるだけでは不十分だと思い、発注しているシーンも挿入しようと思ったのですが、丁寧に説明しようとするととても1分ではおさまりません。何を伝えたいのか、誰に伝えたいのかを明確にして、見せる素材の取捨選択を行っていきました。
――短い作品だと「何を削るか」という部分が難しいのかなと思いますが、具体的にはどのような工夫がありましたか?
おっしゃる通り、自分の娘の映像なのでどのシーンも残しておきたくなってしまい、カットするのは大変でした(笑)
工夫した点はいくつもあります。例えば、普段は紙に絵を描くことが多いのですが、そうすると「紙に描いた絵をスキャンして取り込む」というワンシーンを挟む必要があります。そこで、タブレットで絵を描いてもらうことでそのひと手間を省略しました。タブレットで描いてもらえば本人の影で手元が暗くなることもなく、また手元の画面収録ができるので便利でしたね。
娘が絵を描いているシーンでは、手元のアップで絵が完成していく映像と同時に、サブとして、絵を描いている娘本人の様子も流しました。どのように絵を描いているのかがよくわかるということで、見てくれた人からこのシーンは評判がよかったですね。絵が完成していく手元のほうをサブとして小さく流すこともできましたが、あくまで「レクチャー動画」なので、どのようにお絵描きツールを使っているのかわかるようにバランスを考えました。
また、私よりもYouTubeをよく見ている主人にも作品を見せて、たくさん改善点をアドバイスしてもらいました。「このシーンはせわしないからもっとゆっくり見たい」「エンディングで急に切れるのが気になる」と言われたので、いろいろなYouTubeチャンネルを繰り返し何度も何度も見て研究を重ね、演出していきました。
娘のことを知っている人が見てそれなりに楽しめる映像になるのは当たり前なので、誰が見ても楽しい作品にすることを心がけました。
――作品づくりにはどれくらいの時間がかかりましたか?
課題テーマが発表され、どのようなものを紹介しようと考えてから約10日ほどで完成しました。何を紹介して、それを1分間のなかでどのように見せていくかを考える作業に時間がかかりましたね。実際に撮影したり編集したりと手を動かしていたのはだいたい1日2時間×5日間くらいですかね。
――ご家族の協力もあり、素晴らしい作品が完成したのですね! 全額受講料がキャッシュバックされた分の使い道などは考えていらっしゃいますか?
子どもの英語教材を買おうか、引っ越し資金にあてるか、検討中です。
受講する前は、1か月でここまでスキルアップできると思っていなかった。
――もともと橋本さんは、お仕事の幅を広げるために動画クリエイター講座を受講されたとのことですが、お仕事に活きている部分はありますか?
演劇関係の仕事をしている友人から動画制作の依頼がありました。映像素材があり、それを編集するという内容のものです。受注後、動画制作に関する書籍やレクチャー動画なども含めてあらためて勉強したのですが、途中で、受講内に習った内容だけでできる仕事であることに気づきました。
動画編集の仕事は、絵コンテや大枠の台本がある程度できていて、素材ありきで編集するという仕事が多いと思うので、指示通りに編集できるスキルがあればいいんだなと。このスキルはスクールの1か月の講座で十分に身に付きます。本業のプログラミングを依頼してくれている既存のクライアントには、動画編集を習ったことをアナウンスしていて、何人かからはいいリアクションをいただいているので、今後仕事につながる予感がしています。
――卒業生として、またスキル枠で受講料無料枠を勝ち取った先輩として、これから受講を検討している方にアドバイスがあればお願いします!
「YouTubeにアップするための動画を作成したいわけじゃないし…」と受講を悩んでいる方がいるかもしれませんが、企業の広告案件の場合でも「YouTubeっぽい演出」が求められる場面が多いなと感じています。
講座では、実践を重ね、作品に対してフィードバックをもらうことで「音が大きすぎる」「文字が読みづらい」など細かいことも丁寧に教えてもらえるので、動画編集を仕事にしたいという人は受講して決して損はないと思います。私自身、1か月でここまでスキルアップできると思っていませんでしたし、講座で教えてもらえる内容だけでできる仕事はたくさんあります。
受講中は、課題以外でもたくさん撮影をして、多くの映像作品をつくると自分の力になると思います。課題以外でも受講期間中であれば、提出すると先生からフィードバックがもらえますし、卒業後も卒業生同士で発表し合うことができます。
日々の生活のなかで、「このシーン、映像にしたらおもしろそう」「どうすればいい画が撮れるかな」と常に考え、意識的に「クリエイター脳」に切り替えておくと、受講料無料キャンペーンの課題が発表されてもあわてることなく作品づくりに臨めると思います。