「自分が選ばれるなんて思ってもいなかった」。地道な復習で掴み取ったMVPがくれた「自分の判断」に対する自信
Fammママ専用スクールの卒業生にインタビュー。
Fammスクールでは「理想の働き方の第一歩」として、特に輝かしいスキルアップを遂げられた受講生をMVPとして表彰しています。今回は7月期MVPの1人に選出された相馬季映さんにお話を伺いました。
グラフィックデザイナー講座を受講され、審査員が「ワクワクする」と評するバナーを制作、見事「スキル枠」での受賞をされた相馬さん。「まさか自分が選ばれるなんて想像もしていなかった」と語る相馬さんに、受講の経緯や特別課題の制作について聞いてみたいと思います。
受賞をきっかけに「自分の判断」に自信が持てるように
――「スキル枠」での受賞、おめでとうございます! 選出されたご感想はいかがですか?
大変ありがたいですし、「自分の判断で良かったんだな」と自信になりました。
提出作品は事前に先生に添削してもらったわけではなく、自分ひとりで完成させたものなので、正直、提出したときには自信がなかったんです。講座受講中に教えてもらったことはすべて活かしてつくろうという意識はありましたが、レイアウトなどかなり悩んで提出しましたし、「これでいいのかな?」という思いは拭えませんでした。
――グラフィックデザイナー講座の特別課題は「運動会であったら嬉しいサービスの広告バナー」というテーマで、相馬さんはおにぎりのデリバリーサービスのバナーを提出されました。講師からは、「文字の使い方が圧倒的に上手」「運動会のワクワク感が感じられる」などの評価があったようです!
嬉しいです、ありがとうございます。授業中に先生から「バナー広告デザインの目的は、実際にクリックしたり、そのサービスを購入してもらうこと」と繰り返し言われていたので、楽しい雰囲気の要素だけではなく、「いまなら10%オフ!」「運動会当日にお届け」などの文言も入れて、ユーザーが魅力的に感じる訴求要素をしっかり伝えるようにしました。クリックへの誘導の仕掛けも加えるように意識してつくることができたのは、デザインの基本を学んだからこそですね。
――受賞後、周りからの反応はありましたか?
同じ講座を受講していた同期の方から「おめでとうございます!」「一緒に講座を受講できて良かったです!」という言葉をいただきました。講師や同期の方から刺激を受けながら、チームのように楽しく受講できたおかげだとあらためて思いました。
――そもそも、なぜ、グラフィックデザイン講座を受講されようと思ったのでしょうか。受講の経緯を教えてください。
もともと雑誌などの制作を請け負う会社で働いていて、現在もそのつながりで雑誌やWebの編集アシスタントをしています。
Instagramの広告でFammを知ったとき、はじめはWebデザイン講座の説明会に参加したんです。というのも、Webデザイナーの方と仕事をする機会もあり、自分でもWordPressを触ったことがあったので、知識としてWebデザインを学んでおきたいと思っていたからです。
ただ説明会でほかにもグラフィックデザイン講座があることを知り、Webデザインとグラフィックデザインの違いなど丁寧に教えていただきながらどちらのほうが興味を持って学べるだろうと考えた結果、グラフィックのデザインのほうが自分に向いているかなと思いました。
「自分もできたらいいな」の憧れを胸に受講を決意
――グラフィックデザインについては、勉強されたことはありますか?
雑誌やWebの制作に携わる仕事ではあるのですが、デザイナーさんに発注をする立場なので、しっかりと勉強したことはありませんでした。まったく知らない方よりはデザインの善し悪しを感覚的にわかっている部分はあるかもしれませんが、スキルという類のものではないです。
IllustratorやPhotoshopも、講座で初めて使用しました。ただ、編集者のなかにはこれらのソフトを使用して簡単なデザイン修正や画像のレタッチなど自分でできる人もいて、さらっとキレイに修正する姿を見る度に「自分でもできたらいいな」と思っていました。仕事において、IllustratorやPhotoshopを使いこなすことができれば必ず役立つ場面はあると思うので、その点も受講を決めた理由のひとつです。
――グラフィックデザインを学べるスクールはほかにもありますが、他社との検討はされましたか?
Instagramで広告が流れてきた他のオンラインスクールや学校も少し調べてみたのですが、卒業後のサポートがFammのほうが充実しているなと思ったので、Fammを選びました。卒業後サポートとして、卒業生だけに無料公開されている応用講座が特に魅力的でしたね。説明会でどんな講座があるのか聞いたところ、興味を持てるものがたくさんあったので、これであれば卒業したあとも自分で学び続けることができると感じました。
――卒業生向けの講座は受講されていますか?
はい、少しずつ動画を拝見しています。デザインなどグラフィックスキルが身に付く講座だけでなく、HTMLやCSS、SEO対策などコーディングスキル、Facebook広告運用などマーケティングスキル、ポートフォリオ作成やセルフプロデュース方法など今後のキャリアアップに役立ちそうな講座まで、あらゆるジャンルのものがあるのでこれから楽しみです。
MVPは自分にはほど遠いものだと思っていた
――「受講料無料キャンペーン」の印象はいかがでしたか?
「スキル枠」か「コミュニティ枠」で選ばれたら無料になるということだったのですが、もし取れるとしたら「スキル枠」の方だろうなと思ってました。ただ他にも受講生がたくさんいて、スキルの高い方もいるだろうなと思っていたので、そんな中で選ばれることはないだろうと…。まさか自分がMVPに選出されることになるとは、いまでも驚いています。
――では、受講中も無料キャンペーンについて特に意識されていなかったのでしょうか。
そうですね。受講中はとにかく教えていただいたことを復習するのに必死でした。IllustratorもPhotoshopも初めて扱ったのですが、実際に自分で手を動かさないと覚えないなと思ったので、できるだけたくさんパソコンに向かうように意識しました。
――初めてのことばかりで、難しさはありませんでしたか?
難しいというよりも、すごく楽しかった印象ですね。Photoshopでの画像加工など、もともと「できたらいいな」と思っていたことだったので、実際に扱えるようになるとハマってしまってずっとやっていられます(笑)
――講座受講中の勉強時間はどれくらいでしたか?
平日は仕事もあるので、日中に1~2時間、子どもを寝かしつけたあと、夜11時頃から、遅いと3時くらいまで勉強していました。もともと子どもと一緒に寝てしまうことが多かったのですが、課題提出前などは集中して勉強していたのであっという間に時間が過ぎましたね。デザインで使うイラストや写真などの素材を探すのも楽しくて、いろいろなフリー素材のサイトを検索していました。
1ヶ月で得たものは、励まし合える仲間と副業に活かしたいデザインスキル
――特別課題にチャレンジしようと思った理由と、具体的にどのような手順で制作していったかを教えてください。
卒業後の特別課題の提出は必須ではありませんでしたが、せっかくの機会なので、自分が勉強したスキルを試すためにも挑戦しようと思いました。
課題が発表されてから、まずどのようなサービスのバナーをつくるかということを考え始めました。何があったら便利か、自分なりに考えたあと、「ココナラ」などで実際にあるサービスを調べつつ、検討していきました。
実は最終的に提出した「おにぎりのデリバリーサービス」のほかにも、「プロカメラマンによる出張撮影」「カメラのレンタルサービス」なども候補にあり、そのバージョンの広告もつくっていたんです。夫に相談したところ最終的に提出したものが最も魅力的に見えるし、注文したくなるということだったので、「おにぎりデリバリー」に決めました。
テーマを絞り込んだあとは、少しずつ素材を探し始め、使いたいイラストなどをストックしていきました。このテーマならイラストは入れたいと思っていたので、使いたい素材を見つける作業には時間をかけました。その後、キャッチコピーなど文字要素も考え素材をそろえつつ、レイアウトを組んでいきました。
課題に取り組んだ日数としてはだいたい2週間弱というところでしょうか。仕事をしながらだったので1日にかけられる時間はそれほど多くありませんでした。
――苦労した点はどのような部分でしょうか?
文字やイラストの配置をどのようにするか、レイアウトの部分はかなり悩みましたね。当初は完成したものとは全く違うレイアウトだったのですが、どうもバランスがおかしい。位置を入れかえてみたり文字や写真の大きさを変えたり、いろいろと試行錯誤を繰り返し、ようやくおさまりのいいバランスを見つけることができました。
おにぎりのイラストから引き出し線を引っぱって具材の紹介をするなど、遊びの要素も取り入れつつ、完成させていきました。
今回選ばれたことで、「自分がいいと思うデザインは間違っていなかったのだ」と思えたので、これからも自分の感性を信じてデザインしていきたいと思います。
――卒業後は、Web上でサービスの売り買いができる「クラウドソーシングサイト」での活動はされていますか?
卒業後サポートであるFammからの案件保証を利用し、2件納品しました。
また、先生への質問が無料でできる期間内に作品をつくって添削してもらおうと思い、「クラウドワークス」でペット用品のロゴのコンペを見つけ、応募しました。実際に外部のクライアントさんをイメージして制作を進めることができ、自分の作ったデザインが採用されて店頭やWeb、そのほか制作物に使われると嬉しいなという思いが高まり、ワクワクしながら制作できました。
残念ながら私のロゴが選ばれることはありませんでしたが、いい経験になりました。
本業の編集の仕事では、デザイナーを外部に発注しているので自分がデザインすることはないのですが、今後は副業としてバナー制作などの仕事が受注できるように、SNSも活用しつつ自分のスキルをPRしていけたらと思っています。
――最後に、卒業生として、また多くの受講生のなかでスキル枠に選ばれた受賞者として、メッセージをいただけますか。
受講生は私のような初学者がほとんどで、なかにはパソコンをあまり使ったことがない方もいらっしゃるので、安心して受講してほしいと思います。
また、同期とのコミュニティも新鮮です。デザインに役立つおすすめのインスタアカウントや書籍などを教え合ったり、受講生とは卒業後もつながりがあります。自分たちで、デザインや仕事の疑問点について教え合う会をZoomで開催したり、デザイン以外でも、子ども達の話をしたり。同じことを学ぶ仲間に出会う機会はなかなかありませんが、こういった仲間の姿も大変励みになります。
――メッセージありがとうございます。相馬さんのさらなる活躍、期待してます!