仕事と育児の両立の悩みに応えたママ専用スクール。未経験のママが在宅Webデザイナーとしてデビューするまで
第一回目となるFammママ専用スクール卒業生へのインタビュー。
今回は、グラフィックデザインコースを卒業された丹友美さんにお話を伺いました。
6歳と1歳のお子さんを持ち、現在は育児休業中の丹さん。
全く未経験のところからグラフィックデザインスクールを受講したきっかけや、受講してみた感想などをお話いただきました。
卒業生の生の声を是非ご覧ください。
子育てと仕事の両立・・悩んだ先に行き着いた「在宅ワーク」という働き方
ー現在、育休中ということですが、育休前のお仕事内容を教えていただけますか。
住宅メーカーで営業サポートをしています。今の会社には新卒で入社してからずっと勤務しています。と言っても現在2回目の育休中なので、社歴は長いのですがその間ブランクがある状態です。
ー営業サポートというお仕事柄、デザインとはあまり接点がないように思いますが、どうしてグラフィックデザインに興味を持たれたのですか?
営業サポートの仕事も好きで楽しく仕事していましたが、例えば10年後、果たして胸を張って自分のスキルを言葉にできるのかというと自信がなく『手に職をつけたい』と考えるようになりました。
グラフィックデザインに関しては私にとって本当に未知の世界だったのですが、これまでも事務の仕事の中で簡単なチラシをつくったりプレゼン資料を作成することがあり、そういった作業が好きだと感じていたこともあり興味を持ちました。自分で考えたこと、作業したことが1つ1つ目に見えて形になる達成感はデザインのお仕事でこそ味わえるものであり、私にとって魅力の1つでした。
また、私が今後仕事をしていく上で、在宅ワークというのがキーワードでもあったんですね。そこで在宅ワークについて調べていた時に、Fammのグラフィックデザインスクールを知りました。
ー在宅ワークをキーワードと考えられていた背景を教えていただけますか?
今の仕事が平日休みで週5日の時短勤務なのですが、日曜・祝日の勤務があるので、そういう時はやむを得ず私の両親に子供を預け両親に負担をかけてしまっていました。また、職場でも子どもが急に熱を出してお休みをもらったり、時短で早く帰らなきゃいけないとなると、周りの人に謝ってばかりの自分がいて心苦しく感じてしまうこともありました。
そういった中で、時間なども融通が利く在宅ワークという働き方が今の自分にとってベストなんじゃないかなと思うようになりました。
ーたしかに日曜・祝日の勤務だと預け先に困りますね。スクールの受講についてご主人にも相談されましたか?
主人にはほとんど事後報告というか、自分の中でもうやると決めた上で伝えました。元々私は仕事をしたいという気持ちがずっとあって、それを主人も知っていたのでNoとは言えなかったのかも知れませんが、反対などはなくむしろ応援してくれました。
「家族に迷惑をかけずスキルを身に付けたい」そんな思いを叶えたシッター付きスクール
ーそこから説明会を受けてみていかがでしたか?
もちろん最初はネットで見ただけだったので、本当にちゃんとした会社なのかとか、自分にできるのかとか、正直不安もありました。でも説明の中で、デザインの仕事・スキルの需要の高さや、働き方次第でどの程度の収入が見込めるのかなどの具体的な情報を実際の数値で知ることができたり、他のママの方の事例を聞いたりしていく中で、よりリアルなイメージを持つことができて素直にわくわくしました。
ー世の中には他にもスクールがある中で、Fammのスクールを選ぶ決め手になった点はありますか?
シッターが付いているというところがすごく大きかったです。私の場合、主人が単身赴任していることもあり、なるべく家族に迷惑をかけたくないという思いがありました。また、上の子を育てて子供の成長の早さを痛感したこともあり、少しでも長く近くで子供と過ごしたいと思っていたので、子供と一緒にスクールに通うことができるというのは理想的でした。
「ママがパソコンしてるおとなりでお勉強しようかな」6歳の娘にもいい影響を与えたママのチャレンジ
ー実際、スクールに通ってみていかがでしたか?
もちろんスキルが身についたというのが一番の成果ではあるのですが、新しい世界に踏み込んだという事実に、自分なりに自信が持てたということも私にとっては貴重な財産になりました。子育てしているとなかなか自分の時間だったり、自分で何かを学ぶという機会がないので、自分のための時間を持つということ自体もとても新鮮でした。
また、そういった私の姿を家族も見ていて、6歳の娘から「ママ頑張ってるね」「ママがパソコンしてるおとなりでお勉強しようかな」などと声をかけられたりして、私が新しいことにチャレンジすることが娘にとってもいい刺激になっていたと感じます。
ーすごく素敵なエピソードですね。一方でお子さんと通えるという点で、やはりママと離れると泣いてしまうお子さんもいますが、お子さんが泣いて気になることはありませんでしたか?
そこは受講生がみんなママということだけあって、泣き声には慣れているので気になるということはなくて、逆に「ずっと泣いてるね(笑)」みたいにママ同士で話したりしていました。
ー自宅で子育てしながら学習するのと、スクールに通うのとではやはり違いますか?
子育てしながらだと、自分がこれをやりたいと思っていても、どうしても途中で手を止めなければならないことが多くて1から10まで一気にできないんですね。その点、子どもを預けて自分のしたいことに100%集中してできる環境や時間というのは普段の生活にはない貴重な時間でしたし、リフレッシュにもなりました。
頑張れたのは、受講生が同じ境遇のママ同士だからこそ
ースクールの内容としては、期待に対していかがでしたか?
期待以上でした。特に良かったのはFacebookグループで講師の先生とのやりとりが頻繁にできたことです。
当然ですが、講義を受けただけで完全にスキルが身につくものではないので、講義で教わったことを復習・応用しながら自分で形にしていく作業もとても重要になってきます。
Fammのスクールでは受講後に自宅で取り組む課題が与えられたので、実践を通してより深くスキルを身に付けることができたのですが、いざ作業してみるとわからないところが出てきたり、自分の作ったものを客観的に見れずに「これでいいのかな」と迷うことありました。
そんな時にFacebookのグループで先生に気軽に質問することができたり、自分の作ったものに対してすぐにフィードバックをもらえたのは、早いサイクルでスキルアップすることに繫がりましたし、モチベーションも高まりました。まさかこんなに頻繁にやりとりできるとは思っていなかったので、とてもありがたかったです。
ーFacebookのグループメッセージでは他の受講生の方の作品もお互いに見ることができましたが、そういった部分で刺激を受けることはありましたか?
すごくありました。最初はこんなにオープンにするものだと思わなくて、最初に提出された方のバナーを見たときの衝撃がすごくて・・こんなにレベルが高いのかって初めはちょっと尻込みしました(笑)。
でも同時に自分ももっと頑張らなきゃと思えました。
Web講座って他にもたくさんあると思うんですけど、Fammの講座はママだけなので「このママも家事と育児しながらがんばってるから私もがんばらなきゃ」って思うことができて、それはすごく大きかったと思います。
ー丹さんもたくさん作品を出してくださっていましたが、子育てしながら課題を提出することは大変ではありませんでしたか?
そうですね。ただでさえ未経験のことに取り組んでいるので、もちろん簡単なことではありませんでした。
私の場合、下の子がまだ小さく保育園や幼稚園にも通っていないので、日中は子供や家事などで手一杯で課題をすることは難しく、どうしても寝かしつけて家事を終えた後に作業することになるんですね。そういう意味ではいかに作業時間を捻出するのかが子育てしながら在宅ワークする上でのポイントになると思いました。
ー受講してみて実際にどんなスキルがついて、どんなレベルになれたか教えていただけますか?
私はこれまでIllustratorなど全く触ったことがなかったのですが、Illustratorの基礎的な操作を行えるようになったのと、カラーチャートだったり人の目の動き方だったりデザインの基本やルールを教えていただいて、まだスキルと言えるほどではないかもしれませんが、デザインのお仕事の第一歩を踏み出したという感じです。
もともと私、美術の成績が3とかだったので、自分の美的センスのなさに気が付いていたんですけど、プロに見ていただける機会なんてないですし、アドバイス頂いたりする中で色々と発見や学ぶことは多かったですね。説明会の時もセンスよりもデザインのルールを知ることが重要だということを教えて頂いて、私にとってはすごく励みになりました。
スクール受講で得た初仕事と視点の変化
ー卒業後、実際にデザインのお仕事を受けられましたか?
実はココナラでお仕事を頂いて、それがすごくうれしかったです!
ーすごいですね!お仕事を受けた相手の方とコミュニケーションする上で何か重視されてたことってありますか?
自分のできないことはできないと正直に伝えることは意識しました。
最初はバナー作成の依頼だけだったところ、ロゴ作成も依頼されたのですが、私はロゴは作れないので値段を少し下げてバナーだけ作成させてもらえないかと交渉しました。せっかくいただいた依頼を離したくないと思ったので、そこは少し勇気を持って交渉しました。
でもそういう交渉ができたのも、講座で「できることとできないことをちゃんと言ったほうがいい」というアドバイスいただいたからでした。そのアドバイスがなかったら、多分「はい、やります」と言ってしまって、自分にとっても依頼者の方にとってもいい結果になっていなかったと思います。
ー講座を受ける前と後で視点や生活で変わった点はありますか?
講座を受けてから、ピンタレストを見たりして情報収集したりするようになりました。また、「なんでこのチラシに目が留まったんだろう」とか、「これはどういう意図で作っているのかな」とか、そういったことを考えるようになりました。そういうことを考えるだけで社会と繋がっているような感じもしています。
ーそれはすごく大きな変化ですね。 今後のやってみたいお仕事とか、考えている方向性などはありますか?
とりあえず今は経験値をあげたいので、間口を拡げるのではなく、まずはココナラでお仕事を積み重ねたいと思っています。育休中のうちに色々と経験を積んで置くことで、育休から復帰した時に営業以外の部門にも行けるような自分なりの強みができるのかな、と。
ー今回デザインの勉強をして、デザインに携わる仕事をメインにしたいという思いはありますか?
そうですね、実際にデザインについて学んでそういう思いが強くなりました。
先ほども話しましたが、やっぱり自分が1回考えたことや作業したことが形になるってすごく達成感がありますし、率直に評価に繋がるのがすごくいいなと思っていて。胸を張ってデザインが自分の仕事ですって言えるようになっていけたらなと思います。また、私の勤めている会社ではデザインの部署は営業と違ってカレンダー通りの休みでもあるので、子育てする上でそこも魅力の1つではありますね。
社会人として、女性として、母として、妻として、自信を持てる自分に
ーそれでは最後に、いま受講を検討されている方に応援メッセージをお願いします。
大人になると冷静な判断をしがちですが、挑戦してみて初めてわかること・得られることもたくさんあると思います。
私の場合、スクールに通ってIllustratorのスキルなど技術的な面で得られたことももちろんたくさんありましたが、新しいことにチャレンジするということ自体が自信になりましたし、家族にとっても私のチャレンジがいい刺激になっていました。チャレンジしたことで得た自信は、社会人として、女性として、母として、妻として、色々な面を持つ自分の力になっています。
だからこそ、もし迷われているママさんがいたら、是非一歩踏み出してみていただきたいと思います。
ー素敵なメッセージありがとうございます。丹さんの今後のさらなるご活躍を楽しみにしています!