Webデザイナーになるためにオススメのプログラミング言語とは?

Webデザイナーという仕事に、必ず必要になるのがプログラミング言語です。プログラミング言語とは、文字列を書いてシステムに命令を送り、画面に指定した情報を表示させるための言語です。パソコンと人の意思伝達のための言葉というイメージでしょうか。

基本的には英単語が使われることが多いのですが、記号が含まれていたり、英語の文法とは全く違う語順だったりします。新しい言葉を学ぶので、もちろん習得までは時間がかかります。

どうせ苦労して習得するなら、多くの場面で使える汎用性の高い言語を身につけたいですよね。今回は、Webデザイナーにとってのプログラミング言語と、お勧めの言語を紹介していきます。

Webデザイナーにはプログラミング言語が必要?

必須技能といわれても、しなくてもいいなら勉強は避けたいですよね。プログラミング言語がどんなものなのか、サンプルをチラッと見てみるとよりその気持ちは強くなるかもしれません。プログラミング言語は絶対に避けて通れないものなのでしょうか?

残念ながら、プログラミング言語の習得は避けて通れない部分です。適当なWebページでソースを表示するとわかるのですが、Webサイトはプログラミング言語で構成されています。Webデザイナーにとってのプログラミング言語は、サッカー選手にとってのボールを蹴るスキルと同じぐらい必須の技能です。

もちろんデザインを作るだけならプログラミング言語のスキルは必要ありません。しかし、どんな素敵なデザインもWeb上で表現するためにはプログラミング言語で表現する必要があります。プログラミングの知識があれば、どんなデザインなら表現できるのかわかりますよね。

まさに成長中のこの業界は、この「デザインをWebに反映する役割」の人が不足しています。これから転職や就職していく方は特に、自分でプログラミングまでできるようにしましょう。

プログラミング言語にはどんな種類があるの?

実はプログラミング言語には非常に多くの種類が存在します。まずは、どんな言語があるのかを見ていきましょう。

・HTML/CSS

Hyper Text Markup Languageの略で、マークアップ(文章構成の指示)をする言語です。Web制作の基本的な言語で、「ここからここはタイトルの部分に表示して」だとか、「この文字は青色で表示して」等の指示を出す言語ですね。

・JAVA

世界的に見ても、使用されている言語、習得したい言語で1位に挙げられる事の多いプログラミング言語です。OSに依存しないという事が特徴の一つで、MacBookで表示しても、Windowsで表示しても大丈夫です。

・Python

上記の二つに比べて比較的新しい言語で、1991年に開発されました。アプリケーションの制作や、人工知能、ビッグデータ解析等の分野で活用されることが多い言語です。

・GAS

Googleが提供するプログラミング言語で、Googleプラットフォームのアプリケーション制御をしやすい事が特徴です。GmailやGoogleスプレッドシート、Googleフォーム等、今やいたるところで使われているこれらのアプリケーションの制御が得意なのは大きなアドバンテージですよね。

Webデザイナーはどのプログラミング言語を身に着けるべき?

Webデザイナーに必要なプログラミング言語は、紹介した中でも、HTMLというものです。正確には、構成の指示を出すHTMLに、見栄えの指示を出すCSSという言語を加えたものが、Webデザインにおける必須技能です。

HTMLは先ほど紹介した通り、Webページを作るうえで基本的な言語です。英語と記号が混ざった形式で、この英語と記号が混ざった文章を「コード」「ソースコード」と呼びます。求人を見ているときに職種の欄に見かける「コーダー」という職業は、この「コード」の専門家の事です。

しかし、コーダーも専門職ではあるものの、職能による生産性の差が生まれにくくキャリアアップがしにくいといわれています。コーダーの募集も、パートやアルバイトの雇用形態が提示される場合が多く見受けられます。正社員の求人であれば、長く勤める前提なので、成長によって仕事の幅が大きく変わるWebデザイナーを育てたいですよね。

Webデザイナー業界がAIによる自動化が進んでいることもコーダーのキャリアアップがしにくいと言われている要因の一つです。コーダーの作業領域は単純作業で、AIの発達によって真っ先に代替が予想される部分です。

自動化を見据えて、まずはHTML/CSSの習得をしながら、より専門的なスキルを身につけていければ良いですね。

Webデザイナーがプログラミング言語を習得するオススメの方法は?

では、Webデザイナーに必要なプログラミング技術を習得するのであれば、どんな方法があるのでしょうか。

一番スムーズに習得ができるのが、スクールに通う事です。実際に、設備が整った会場に足を運び、講師が目の前にいる状況で課題をすすめていきます。設備が整っている分、費用はかかりますが、その分手厚いフォローが受けられます。

例えば、Webデザイナーが仕事をする場合、パソコンは2台必要ですし外部ディスプレイがあるとよりはかどります。動作チェックのためにiPhoneが必要ですし、コードの組み方もプロの作業にはノウハウが詰まっています。このような諸条件を自宅で整えるのは難しいですし、実際に作業している自分を講師に見てもらう機会はとても貴重ですね。

外出して通うのが難しい方や、自宅の近くにスクールが無い方には、オンラインのスクールも選択することができます。実際に通うスクールに比べて費用が安い傾向がある他、自宅をでなくて良いのはポイントですよね。スクールによって機能は様々ですが、講師に質問を送れたり、録画した講義ではなくリアルタイムの講義だったり、メリットもデメリットも様々です。

育児や介護、シフト制の仕事で決まった時間をとれない場合は、独学でもプログラミング言語を学習できます。HTMLやCSSについてまとめられている本はたくさんあり、実際にコードを組みながら進めていくタイプのものもあります。

独学で言語を学ぶ場合は、一つだけ注意が必要です。企業で仕事としてコードを組んでいる方は、Webページが動くだけでなくコードが見やすい事、メンテナンスがしやすいこと、作業数が少なく済むことをより突き詰めて作業しています。また、コードを組むだけでなく、段落下げのルールが会社毎にあったり、その他の社内ルールがあったりします。

これは独学に限った話ではありませんが、会社に就職する際は、その会社の文化を学ぶ気持ちで先輩のコードを参考にしましょう。

まとめ

これからWebデザイナーを目指している方が、まず始めに習得するべきプログラミング言語は、HTML/CSSです。Web制作における基本的な言語のため、この言語を習得しているとWebデザイナー以外の仕事に活かすこともできて腐らないスキルです。

1からから新しい事を学ぶのはとても大変です。独学でも学ぶことができますが、変な癖がつかないように、スクールなどで学ぶことをお勧めします。

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