独学でも始められる!フリーランスのWebデザイナーとは?
近年人気のフリーランスのWebデザイナーですが、独学でもなれるのか、何を勉強すればいいのか、スキルの習得方法に迷う方もいるのではないでしょうか。プログラミングやデザインソフトの操作など、これまでに学んでこなかった事を学ぶのは大変ですよね。
そんな方に向けて、独学でフリーランスWebデザイナーになるために必要な項目を紹介していきます。
フリーランスのWebデザイナーという働き方
まずは、フリーランスのWebデザイナーがどんな働き方なのかから紹介していきます。自身のWebデザインのスキルをたのみに、会社を通さずに個人で仕事を請負い、直接納品することで報酬を得る働き方ですよね。会社員と比べて、収入が大きくなる例が多く知られていますが、安定性がないというのは忘れてはいけないデメリットです。
実際に、未経験から独学でWebデザインを学び、1年で月収60万円を獲得した方もいるようです。会社員が半年で月収を60万円上げるという話はほとんど聞きませんし、20代で月収60万円と聞くと非常に大きな金額ですよね。
もちろん、ここから税金を支払ったり、年金や保険等の費用を支払う事になりますが、努力次第で手に入る金額を大きくできる事は間違いなくフリーランスのメリットです。
また、フリーランスのイメージとして、働く時間と場所を自由に選べるというものがありますよね。実際、パソコンが一つあれば仕事ができるWebデザイナーは、自宅で仕事をしていても、温泉旅行に行きながら仕事をしていても、子育てをしながら仕事をしていても問題ありません。もちろん、クライアントとの打ち合わせで外出する機会もあるかもしれませんが、基本的には納品物が納期に提出さえできれば問題ないのです。
近年ワークライフバランスという言葉が登場する等、私生活を大切にしたうえで仕事に取り組もうという考え方が広がってきています。日本は世界的に見てまじめな国で、仕事人間なんて言葉があるぐらい、仕事に打ち込む人が周りにもいるのではないでしょうか。
海外では、仕事は私生活に必要なお金を得るための手段の一つです。改めて聞くと当たり前かもしれませんが、日本に比べて海外の方が働き方が多様です。流行り病の影響で社会構造が劇的に変化する現代で、改めて自分はどんな生活を送りたいのか考え直してみるのも良いかもしれませんね。
独学でフリーランスのWebデザイナーになるために必要なスキルは?
そんな魅力的な働き方。フリーランスでWebデザイナーになるためにはどんなスキルが必要なのでしょうか。
まず、必要なのがなんといってもプログラミング言語です。Webデザインには、HTML/CSSという言語が必要で、これらは数あるプログラミング言語の中でも基本的なものになります。HPの作成等で必要なこの言語は、本やスクール等様々な方法で学ぶことができます。少なくとも、何も見ずに基本的なコードを打ち込む程度までは身につける必要があります。
次に必要なのが、デザインソフトのスキルです。Photoshop(フォトショップ、通称:フォトショ)、Illustrator(イラストレーター、通称:イラレ)、Adobe XD等様々なソフトがありますが、日常で使う機会はほとんどありませんよね。これらの技能習熟も必要なので、既存のバナーを模写する等して、スキルを高めましょう。
独学でフリーランスのWebデザイナーになるための準備期間は?
次に気になるのが、どれくらいの期間で稼げるようになるのか。先ほどお伝えしたように、1年で月収60万円を稼がれた方もいます。この方は、約半年で月収が12万円ほどになり、そこからは月収20万円を越えてきたそうです。
つまり、時間を全てWebデザイナーの勉強に費やしたとしても、半年は収入にならないような期間が発生するという事です。この方は、脱サラして6ヵ月分の資金をあらかじめ準備したうえで独学で学び始めたそうです。
貯金が減っていくプレッシャーを苦に感じない方は、6ヵ月分の資金を準備して脱サラしてみても良いかもしれませんね。
もちろん、他の仕事で収入を得ながら準備する方法もあります。独学はその人のモチベーション次第でどこまでも期間を早める事ができます。短期間である程度の技術を習得したら、別の仕事と並行して、クラウドソーシング等の案件を取りに行ってみても良いかもしれません。
ある程度実績を積んで、安定して案件を取れるようになってから脱サラをすれば、貯金が減っていくプレッシャーを味わわずにフリーランスになれますよね。自分の性格に合った方法でフリーランスの働き方を目指してみてください。
フリーランスならではの準備も!
通常、会社員であれば会社が準備してくれる様々な設備やソフト、税金関連の手続きも、フリーランスの働き方をする場合は自分で手配する必要があります。
まずは、デザインソフト。こちらは多くの種類がありますが、全て合わせて年間5万円~10万円程度を見積もっておけば問題ありません。周辺機器では、動作チェックのためMacBookだけでなく、必ずWindowsのPCも必要です。レンタルサーバーの契約も必要なので、こちらも確認しておきましょう。
フリーランスのデザイナーは個人事業主という区分に相当します。開業届けを出せば税金の控除も受けやすいので、屋号も決めましょう。最寄りの管轄の税務署に届け出を出せば申請完了です。
税務署に開業届を提出すると、用紙の控えをもらうことができます。控えと、身分証と印鑑、名刺、自身のHPのURLを準備して銀行に個人事業主用の口座を作りに行きましょう。年末には自身の事業でいくらの収入を得て、いくらの支出を計上したのか、自分で税務署へ申告しなければいけません。
私用の口座でお金の管理をしていると、事業用の出費なのか個人の出費なのかわからなくなるので、確定申告の作業が大幅に増えてしまうのです。フリーランスで働く際は必ず専用の口座を開設しましょう。
仕事の準備はこれで万端ですが、フリーランスの働き方は、仕事も自分でとってこなければいけません。業界とのコネクションや、クラウドソーシングを活用して簡単な案件からこなし、継続的にお仕事を請け負える関係性を築きましょう。
製品の納品スピードや、デザインのよさはもちろん。クライアントとのコミュニケーションも、大切なポイントです。会社員であれば、会社の看板や実績から、この会社に任せても安心そうだと契約を結べます。フリーランスのWebデザイナーはこのような後ろ盾が無いので、あなた自身の人柄を見て、仕事を依頼するのかが判断されます。
ソフトも周辺機器も、その他フリーランス特有の準備も整えれば、あなたの自由なWebデザイナーライフの始まりです。
まとめ
フリーランスという働き方は、自由なイメージがあり人気です。Webデザイナーのフリーランスともなれば、南国でハンモックに揺られながら仕事をすることも可能かもしれません。
しかし、そのような素敵な生活を送るまでは、少額の案件をコツコツ積み上げたり、地道な勉強をしたりと下積みの時代も存在します。思うような成果が出ない時期でも、焦らずにしっかりと実績を積み上げていきましょう。
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