未経験でも大丈夫?新卒からWebデザイナーになるために!

IT化の進む現代社会で、新卒の方が就職先としてWebデザイナーという職業を視野に入れる事も多いでしょう。未経験の方が、専門職であるWebデザイナーになると聞くと、難しそうに感じてしまいますよね。専門学校で学んだ人しかいけなのでは?芸術大学などでデザインを学ぶ必要があるのでは?そんな疑問の解消と、未経験の方がWebデザイナーになるために何を準備するべきかをご紹介します。

新卒未経験だからこそまず作品を作ろう!

新卒未経験というと、「何も実績が無くやる気だけがアピールポイントです!」なんて想像する方も多いのではないでしょうか。やる気のアピールも大切なポイントなのですが、本当にWebデザイナーになりたいのであれば、事前にできる準備はたくさんあります。その中でも、一番大切な事前準備はポートフォリオです。

ポートフォリオとは、作品集のようなものです。自分の作品をまとめてみられるように冊子にまとめ、面接などで企業担当者へ見せたり、企業へ提出することもあります。Webデザイナーは文字通りデザインの仕事です。感性の領域なので向き不向きがあり、才能に起因する要素もとても大きいのです。そんな才能の部分を確認するためには、実際に作ったものを見るしかありませんよね。面接の際は必ずポートフォリオを準備しましょう。

「未経験なんだから作品なんて作ってないよ!」と思った方。もちろん、作品を作った経験が無い方でもポートフォリオは作成できます。これから作品を作れば良いのです。Webデザイナーとしての作品作りは、パソコンとデザインソフト等があれば簡単にできます。プログラミングやソフトの操作が苦手という方は短期間のスクール等もあるので、利用するのもお勧めです。

Webデザイナーに必要な知識はあらかじめ勉強しておこう!

未経験、新卒の方がWebデザイナーになるために身につけるべき技能とはどんなものでしょうか。プログラミングといっても様々な言語がありますし、日常生活でプログラミングの体験をする機会なんてそうそうありませんよね。どんな言語スキルが必要で、どんな力が問われるのでしょうか?

大学に通われた方は、もしかすると授業でHTMLを習った経験があるかもしれません。Webデザイナーが使うプログラミング言語は、主にこのHTMLとCSSという言語を使います。HTML/CSSはWebサイトを制作する上で避けて通れないと言われるほど、基本的な言語です。Webデザイナーも例外ではないので、必ず勉強するようにしましょう。就職先として狙っている企業がブログ制作等に携わっている場合は、WordPressが必要になる場合もあります。自身の希望する就職先に合わせて学習してみてください。

プログラミングの他にも、IllustratorやPhotoshop等、デザインに関連するアプリケーションを使える必要があります。これらも、日常で扱う機会はほとんどありません。しっかりと基礎から習得していきましょう。

Webデザイナーに必要なスキルは大きく分けると上記の2種類(プログラミング、デザインソフト)です。これらのスキルや作業は、一見すると地味で、デザインそのものの華やかさと比べると大きなギャップを感じる事もあると思います。

プログラミング言語を書いたことがある方はわかると思いますが、ひたすら文字列が並んだ画面にタイピングを数時間続ける場面を想像してみてください。その部分を知らずに就職したら、きっとギャップが大きくて退職も考えるかもしれません。

面接担当者が、あなたに対して「地道な作業があることを理解しているのか?」と疑問を抱かないように、地道な作業にも理解がある事や、過去の地道な努力のエピソード等も伝えましょう。

そのために、実際にスキルを身に着けるのが一番説得力がある方法です。

未経験から経験ありへ新卒ならではの身軽さを活かそう!

ここまでで、作品を作ることやスキルを磨く事の大切さをお伝えしました。しかし、これを読んでいるあなたが、まだ就職活動まで時間的に余裕を残しているなら、より実践的な経験を積むことも可能なんです。

当然ですが、未経験の人よりも経験がある人の方が面接担当者にとってよい印象を持たれることが多いですよね。学生ならではの方法ですが、今から経験有りの人材になることもできるんです。

それが、アルバイトや派遣でWebデザインのお仕事に就くというものです。長期インターンでも構いません。これらの仕事を経験することで、独学ではなく仕事の基準でスキルを学べる他、仕事ならではのポイントも学ぶことができます。就職先の企業によって差はありますが、プログラミングを日常的に行っている企業では独自のルールがあったり、効率化のためのノウハウを蓄積している場合が多くあります。

仕事としてWebデザイナーの業務に触れた経験を積む行為や、他社のノウハウを学んだという経歴作りは、あなたという人材をより際立たせて見せるための効果的な努力です。アルバイトやパートの募集は求人サイトで探せますし、インターン情報は就活サイトから探すことができます。

上記の項目でも伝えた通り、企業側がWebデザインの知識やスキルを気にする理由の一つに、仕事内容における華やかな見た目と地味な作業のギャップがあります。企業側からすれば、貴重な新卒社員にすぐに辞められては困るのです。入社後のミスマッチを防ぎたい企業に対して、あなたがどれだけ業界や職種に理解があるのかを伝えるために、実務経験を積むというのも良いアピール方法の一つですね。

新卒が見られるのはやっぱり志望動機!

ここまで、新卒で未経験の方がWebデザイナーになるにあたって、必要な準備を書いてきました。しかし、あなたが優秀な人材であるというだけでは内定がもらえないかもしれないのです。

企業は、新卒採用に多くのコストと労力を投じています。人事担当社員数人が、年間の業務の中でも多くの時間を投じて採用活動に取り組みますし、就活サイトに自社情報を掲載するのだってタダではありません。内定を出したら、煩雑な就業準備を行ったり、社員数に応じた設備の増設を発注する企業もあることでしょう。

このように、多くのコストをかけて採用活動をし、内定後は更に内定者ひとりひとりに対して時間やお金を投じます。多くの内定者に辞退されでもすると、また募集をかけなければいけないかもしれません。つまり、企業は内定者に辞退されたくないのです。

内定辞退を心配する企業に対して、面接の際に思いを伝えることができるのが、志望動機です。業界、職種問わず、ほとんどの企業で質問される面接の定番ですよね。志望動機では、Webデザイナーを志したきっかけだけではなく、必ず面接先の企業を志望した理由を述べるようにしましょう。

相手企業を志望する理由を明確に述べたら、その次はあなたのキャリアビジョンを伝えましょう。特に、新卒で未経験の人材を採用する際、企業側は非採算期間を考慮して採用をしています。非採算期間とは、教育期間のようなものです。新卒の人材を採用して、即給料に見合った働きができるかと言われると、そうではない場合も往々にしてあり得ます。企業は初めから、給料分の元を取ろうと考えていないという意味ですね。

ではなぜ、企業は新卒を採用するのか。それはもちろん数年後、数十年後に給料以上の働きを期待しているからです。長期的に見て、新卒採用は人材の投資をしているという事ですね。

そんな背景があるので、企業はあなたと長期的に一緒に働きたいと願っています。企業の担当者に好印象を与えるためにも、あなたが将来的に会社でどのような結果を出したいのか、。どんなポジションに就きたいのかを伝えるようにしましょう。

志望理由は、企業が求める人材であることをアピールするだけでなく、企業が懸念しているポイントを取り除く項目でもあるんですね。

まとめ

未経験の方が新卒でWebデザイナーになるためにどんな準備が必要かご紹介しました。

まずはポートフォリオを作ることから。話はそこからです。そのうえで、就活生になる前に自由な時間を有効に使い、職務歴を獲得したりスキルの習得に使ったりしましょう。また、面接は企業とあなたのマッチング作業です。あなた自身の人材価値を上げるだけでなく、企業が安心して内定を出せるよう、志望理由もしっかり伝える準備をしましょう。

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