未経験からWebデザイナーになるために。必ず聞かれる!?志望動機
Webデザイナーに限らず、面接対策をする場合に必ず準備するのが志望動機です。未経験の場合は特に、なぜこの仕事がしたいのかを気にされそうですよね。今回は、未経験の方が、面接時に伝える志望動機について紹介していきます。企業は志望動機から何を引き出そうとしているのか。どんな志望動機が面接に受かりやすいのか考えていきましょう。
なぜ志望動機が重要なのか?
まず初めに、そもそもなぜ多くの企業で志望動機を聞かれるのでしょうか?志望動機を書き込む欄がある履歴書のフォーマットも見かけるほど、就職、転職活動ではメジャーな質問です。この質問は、あなたの人物像を見るためというポイントと、自社とのマッチング。さらには、同業他社ではなく、なぜうちの会社なのかを見られている質問です。
志望動機を伝える上で必ず話すのが、なぜWebデザイナーになりたいと思ったのか。なぜ、面接先の会社を志望したのかですよね。この2つの話から、あなたが過去どのような体験をし、どのような選択をしたのかがわかります。地道な作業を頑張ってやり遂げたとか、デザイナーの作品の華やかさに惹かれたとか、デザインの際のプログラミングが得意だから目指し始めただとか。
あなたが、過去にどのような選択をしたか、何を基準に選択したかを聞くことで、入社後に会社で活躍できるかを見ているわけですね。
次に、会社に対する志望動機です。Webデザイナーと一口にいっても、求人サイトを見れば数百件の案件が掲載されているような業界です。1人の人材を面接して、採用を決めて手続きを進めるためには、多くの人事担当者が書類手続きに時間を割いたり、経営陣に時間をもらって面接をしたりします。あなたが、自社に来たいと本当に思っている人なのか。他社が第一志望で自社が滑り止めなんじゃないか等を心配しているという事ですね。
他にも、自社を選んだ理由から会社の業務についての理解度を測られている場合もあります。入社後にどんな仕事をするか、理解したうえで志望しているならミスマッチも起こりにくいですよね。
志望動機を作る際は、入社後に直面しそうな課題を乗り越えられる自分であること。同業他社ではなく、この会社に入社したいという気持ち。そもそも会社や業務内容に対する理解があるというアピールの、3点を意識しましょう。
未経験からWebデザイナーになるためにアピールすべき志望動機とは?
では、未経験者がWebデザイナーになった際、直面しそうな課題とはどんなものが挙げられるでしょうか?Webデザイナーに限らず、デザイナーという職業は常にトレンドを追いかける必要があります。今年の流行色は?テレビでよく見かけるタレントは?作成するWebページの業界でホットな話題は?等々、常に情報収集が必要な職業という事ですね。世間の話題に興味を持っており、日常的にそれらを収集している事も、大切なポイントかもしれません。
また、Webデザイナーは自分ではない誰かの思いをデザインにする仕事です。外注という形でクライアントの要望をデザイン化する場合もありますし、自社HPを作る際も経営陣の意見を反映する必要があります。マーケティングについて実績がある人材なら、自身で方針から考える場合もあるかもしれませんが、未経験ではまずありません。
誰かの思いをデザインにするわけですから、その時には必ずヒアリングの力が試される事になります。相手が伝えようとしている事を正確に聞き取る事。不明確な内容の場合は、印象を悪くしないように明確にする質問を投げる事等、コミュニケーションのスキルが必要になる場面もあります。
他にも、Web上でデザインを作る作業は意外と地味で根気のいる作業だったり、作業量の多さに対して期限がタイトだったりする場合も多い業界です。精神的なタフさや、目標達成に対してやりきる姿勢も企業に取って重要なポイントです。
上記はあくまで例に過ぎませんが、入社後に直面しそうな課題を乗り越えられる自分をアピールすることで、面接官の高評価を取りに行きましょう。
志望動機には自分が持っているスキルも大事
志望動機から、業務の理解度を求められる場合もあるというのは先ほどもお話しました。企業側からしても、「業務内容は知っていますがありますがやったことはありません」で終わるよりも、「業務内容は知っていますし、実際にコードを組んで練習もしています」の方が、いざ仕事を始めてから「思ってたのと違う」っていう事態を防げそうですよね。
未経験OKの求人でも、既にスキルの習得に動いている人はやる気があるように見えます。また、実際の業務内容についてもイメージが明確な印象を与える事ができます。何から始めたらよいかわからない方は、Webデザインに関する本や、スクールもあるのでオススメなので、スキル面でも何かしら身につけるようにしましょう。
Webデザイナーとしてアピールできるスキルは、プログラミングやillustrator、作品集ばかりではありません。お客様のニーズを聞き出してデザインを起こすこの仕事では、コミュニケーション能力が問われるということも、先ほど説明しました。つまり営業経験や対面での接客経験もアピールするポイントの一つとなります。
営業職の経験があるなら、複数商品ある中でお客様のニーズを聞き取って提案をしていたエピソードや、顧客と信頼関係を築く事が出来た話等が良いでしょう。接客業であれば、来店されたお客様の話を聞き、購入予定が無かった物をお勧めして感謝されたとか、来店時に自分に話しかけてくれる関係性を築けた話も良いかもしれませんね。
もちろん、就業先が自社HPのメンテナンス要員を募集している場合は、コミュニケーションスキルはあまり重要視されないかもしれません。終業後に、どのような業務に従事するのかから考えて自分のスキルをアピールしましょう。
Webデザイナーとして将来的にどうなりたい?
あなたが、未経験ながらWebデザイナーとしての適性を持ち、入社後のギャップもなく働けそうだなと評価された後は、将来性を伝えるタイミングです。
企業が人材を育成する際は多額の費用が必要です。特に未経験ともなれば、始めは戦力としてカウントせずに、スキルを身につけてもらって半人前。会社に利益をもたらすのは、給料以上の収入を引っ張ってこれる人材になってからです。
業種、業態にもよりますが、例を挙げて考えてみます。自身の年収の2倍の金額を利益で稼ぐ必要があると考えた場合。年収300万円であれば、2倍の600万円を利益ベースであげる人材が会社に貢献している人材です。設備維持費等を考えると、更に年間で社員一人あたり100万円程度支払いをしないといけません。
あなたの仕事ぶりを気に入り継続で案件を受注できるケースや、あなたの作品をみて受注が出来たケース。コンペやヒアリングの人柄で案件を勝ち取ったケース等。1社員が会社の利益に貢献する場面は様々です。スキルがない所からこのような大活躍をできる人材は非常に少ないため、会社は投資期間として、入社後数年間は採算を度外視して社員教育の期間を作っています。
そうすると当然、3年勤めて転職だとか、10年勤めて退社されると都合が悪いわけです。このような背景から企業は、「あなたが将来どうなりたいか」を聞いて自社の方針とマッチしているかどうかや、20年後、30年後に自社で力を振るってもらえるかどうかを見極めようとしています。
あなた自身の将来像が不明確だと、企業も長期的に一緒に働ける人材かどうか判断できません。自分なりで良いので、将来Webデザイナーとしてどうなりたいのかを考えて、志望動機に盛り込みましょう。
まとめ
志望動機は、あなたがWebデザイナーという職業に適性があるかどうか。面接先の企業で働く適性があるかどうか。長期的に共に働く適性があるかどうか等を見極める大切な項目です。
まずは、あなた自身がどうなりたいかをはっきりと示して、会社にとってどのような人材になり、どう貢献していくのかを伝えましょう。
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