Famm撮影会基本マニュアル
Famm撮影会に来場されるお客様について
Famm撮影会には0〜3歳のお子様が多い傾向にございます。ある程度、子供の発達を理解して臨みましょう。親御様は『可愛い我が子の、今でしか収められない写真を残したい』というご意志で臨まれております。お子様の撮影は体力的に大変な面もござますが、体調には気をつけて楽しい撮影会にしていきましょう。
お子様を外へ連れてお出かけするということ自体、子育てをしている親御様は大変です。大変な思いをして撮影会に参加されているので、無料撮影会とはいえ、親御様の期待値はかなり高い傾向にあります。
フォトグラファーへのお願い
初めに、撮影の構図を事前に考えて臨み、お声掛けはフォトグラファーから行ってください。お子様の寝顔・手・瞳・親御様が抱っこしている瞬間・腹這いなど、レパートリーは様々です。どのような写真が撮れているか親御様も気になっておりますので、撮影した写真を見せてあげながら、コミュニケーションをとってみてください。また、インスタグラムなどでお子様の撮影の様子を検索すると参考写真は出てきますので、是非SNSなどを利用してみてください。
Famm が用意したセットの世界観も活かし撮影してください。写真がセットからはみ出して会場の壁面や地面が納められてしまうことのないよう構図の工夫をお願いします。(やむを得ない場合は除く)
安全に配慮した撮影
安全な撮影を進めるために、お子様の怪我には注意してください。月齢が幼いほど、おもちゃを舐めたり、コンセントに指を入れたがったりするので危険です。反対に月齢が高くなるほど、お子様の動きは活発になります。危険だと感じたら、親御さんやスタッフと協力しましょう。
ハイハイなどで動き回れるようになったら、親御様と協力して撮影を進めてください。コミュニケーションはなるべく多く取っていただけますと円滑に進みます。当日は現場責任者も待機しております。分からないことはご相談ください。
写真撮影の構図
撮影マニュアル ご参考にしてください。レタッチは任意ですが、明るさ調節やトリミングは行って納品してください。また下記のような写真を納品しないようにお願いします。
背景布から飛び出して会場の壁面が見えてしまっている。
トリミングをせずに暗いままのお写真。
撮影の準備
ライトについて
弊社でのライティング機材のご用意ができないため、機材を用意するかのご判断はカメラマン様ご自身でお願いしております。弊社の無料撮影会は、会議室などのお部屋を借りてイベントを行います。部屋の灯は蛍光灯のような灯がほとんどです。初回撮影の際は必ずライティング機材をお持ちください。クリップオンだけだと最初のうちは、光の感覚が掴めないこともございます。
下見について
下見なのですが、交通費はカメラマン様の実費になります。ご了承ください。下見に行く場合は、必ず弊社の許可を得てから下見をしてください。また、「株式会社TimersのFamm親子撮影会で使用する部屋の下見です。」と受付に必ずお伝えください。
お子様を撮影する際のポイント
月齢の低いお子様は、言葉がわかりません。大人の発言の通りにお子様は行動しませんので、お子様は撮影自体、目線をもらいながら撮影することは難易度が高いです。
目線や笑顔を引き出すために、音のなるおもちゃや、お子様の名前を呼んであげるなど、明るい声や音で気を引きながら撮影していくことが理想的です。笑顔が難しい際は、ご家族様に協力していただいて、お子様の趣向や個性に合わせて撮影していくとうまくいきやすいです。
おもちゃは弊社でも用意がありますが、常に使っているおもちゃがありましたらカメラマン様ご自身でご持参いただいて問題ありません。ただし、権利の関係上、キャラクターもののおもちゃを使用しても、写真には収めないようにお願いいたします。
納品する写真のサイズについて
納品するお写真のサイズは300dpiでお願いします。それ以下ですと、画質が悪くなったり、使用用途が限られてきてしまいますので、納品時に確認をお願いいたします。
72dpi 一般的にサイトやコンピューター上で使用する画像の解像度は72dpiです。dpiの値を大きくしてもブラウザ上の表示は変わりません。
350dpi 一般的に紙に印刷するときの解像度は350dpiです。dpiの値が低いまま印刷すると、粗くなってしまいます。ですのでDTPのデータは基本的に重いのです。
発達の過程(参考)
0歳〜3ヶ月
首が座っていない、自分で動くことができない時期です。危険ですので、ゆっくり扱ってください。ご家族様とコミュニケーションは必須です。安全な撮影に臨んでください。
3~4ヵ月
6割以上の子の首がすわってくる時期です。高い音に反応しやすいので、おもちゃなどを使って気を引いてください。
4~5ヵ月
5ヵ月にかけての時期、ほとんどの赤ちゃんの首がすわってきます。腹ばいの姿勢にすると、前に手をついて首を自分で持ち上げたりなどもします。首だけでなく上半身もしっかりしてきて、支えてあげればおすわりの姿勢もとれるようになる子もいますが、自分ですわれるようになるのはもう少し先です。ひとりで座らせるとコロンと倒れてしまいますので、気をつけましょう。
6ヶ月頃
大きい・小さいなど発育の個人差も目立ってきますが、首がすわった赤ちゃんの次の発達のポイントが「おすわり」です。6ヵ月ころは、手を前についてほんの数秒おすわり姿勢がとれれば十分。両手を離してじょうずにすわれるようになるのは、7ヵ月~9ヵ月頃です。
手も発達して、6ヵ月~7ヵ月頃になると、おもちゃを片手から他方の手に持ち替えたりもできるようになります。以前にも増して赤ちゃんは感情表現が豊かになり、動きも活発になります。
7ヵ月~8ヵ月
まだ前のめりの姿勢ではあるものの、1人で長い時間すわっていられる赤ちゃんが増えてきます。
手や指先もますます器用になり、たとえばかたわらにティッシュの箱などを置くと、1枚ずつ全部引っ張り出すなどもします。おもちゃをたたいたり、しゃぶったりも盛んです。寝返りをする子も増えます。特に大きめの赤ちゃんは腹ばいの姿勢が苦手で、寝返りを始めるのが比較的ゆっくりのことがよくあります。
8ヵ月~9ヵ月
おすわりはほぼ完成です。1人でしっかり座っていられる赤ちゃんがほとんどになります。
おすわりの完成と前後して「はいはい」も始まります。スタイルはいろいろです。
(腹ばいのままで手足を動かして後ろにずり下がったり、同じところを時計のようにぐるぐる回ったり、両手を動かして前に進む、クロールで進む、ひじで進むなど)中にはおすわりをしないでつかまり立ちや1人歩きを始める赤ちゃんもいます。
9ヵ月~10ヵ月
つかまり立ちを始める赤ちゃんも多くなります。最初は両手でつかまっていますが、やがて片手を離すことができるようになります。感情表現は盛んに意味のない言葉を発するようにもなり、表情もいっそう豊かになります。大人の言うことを何となく察したり、顔色をうかがうような感じも出てきます。また「ばいばい」など簡単な動作を理解して、真似をする子も出てきます。
10ヵ月~11ヵ月
多くの赤ちゃんがつかまり立ちをするようになります。立ち姿も前よりしっかりしてきます。最初の頃はつま先で立ち上がる姿勢もよくありますが、これはよくあることです。はいはいでママの行くとについて回る、いわゆる「あと追い」も始まるようになります。人見知りの激しくなる子もいます。手指も器用になります。